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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2024年02月23日
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テーマ:洋楽(3288)
勢いに乗る第4作


 ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)は、フィンランドのバンドで、地元で人気を得た後に全米進出を目指そうという段階で、メンバー(ドラマーのラズル)の自動車事故死によりそれが叶わなくなったという“伝説のバンド”である。そんな彼らがホームグラウンドで評価を高めていった時期の1983年にリリースされた4枚目のアルバムがこの『ミステリー・シティ(Back to Mystery City)』である。

 ファースト作の項(参考過去記事)でも書いたように、雑さや粗削りな部分(決して悪い意味ではなく、いい意味での“チープ”な部分)は、彼らの魅力であった。この第4作では、演奏のまとまりや精度という点では向上しているが、どこかしら残る“チープ感”(繰り返すが、あくまでいい意味で、である)が実にいい味を出していると思う。

 インパクトの強いナンバーとしては、2.「マリブ・ビーチの誘惑(マリブ・ビーチ・ナイトメア)」。1981年にカリプソ風のヴァージョンが一度録音されたとのことだが、正式リリースとなったこの1983年のものは、お祭り騒ぎのような雰囲気に勢いとリズムが強調されたアレンジで演奏されている。この曲はフィンランドだけでなく、英国でもシングルとしてリリースされた。他に5.「愛してほしい(アンティル・アイ・ゲット・ユー)」もシングル・リリースされた曲だが、こちらはもう少しおとなしくシリアスな曲調である。

 それ以外の曲も気になるものをいくつか挙げておきたい。6.「瞳の中の影(セイリング・ダウン・ザ・ティアーズ)」は、筆者の中では、この曲調、このノリこそハノイ・ロックスらしいといったナンバー。ちなみに同じ趣は8.「せつない気持(ビーティング・ゲッツ・ファスター)」や9.「アイス・クリーム・サマー」にも見られる。

 アルバム後半で特に注目なのは、ラストを飾るアルバム表題曲の10.「ミステリー・シティ(バック・トゥ・ミステリー・シティ)」。この曲を聴くと、ドラム担当のラズルがバンドに欠かせないメンバーよく分かる。つまるところ、彼の事故死が結果的にバンドの存続を途絶えさせたのは、とって代わることのできるドラマーはいなかったからというのがよく分かる、そんな演奏でもあると思う。


[収録曲]

1. Strange Boys Play Weird Openings
2. Malibu Beach Nightmare
3. Mental Beat
4. Tooting Bec Wreck
5. Until I Get You
6. Sailing Down the Tears
7. Lick Summer Love
8. Beating Gets Faster
9. Ice Cream Summer
10. Back to Mystery City

1983年リリース。




 ​
ミステリー・シティ [ ハノイ・ロックス ]

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Last updated  2024年02月23日 07時37分09秒
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