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テーマ:ザ大学(668)
カテゴリ:マヌケな昔話
数年前のことなんですが、当時私の勤務先で働いていた男性の派遣社員に「実は東大卒なんじゃないか?」という噂が持ち上がりました。基本営業系の職種だったのですが、上層部からの依頼でたまに社内文書の英語への翻訳も行っていたため、そういう話になったようです。
私は月に1回程度彼と同じ職場で働く機会があったので、その際「あなたはどこの大学出身なの?」と、思い切って訊いてみました。 すると、 「獨協大学外国部学部です!」 と、威勢の良い返事。 あ、獨協大卒なんだ。「獨協大」と「東京大」。早口で言えば聞き違える人がいるかもしれませんし、そういう部分からも噂が流れたんだろうな~と、妙に納得。ただ、彼「外国部学部」の部分を妙に強調していたな。普通、出身大学を訊かれても学部名までは答えないもの。外国語学部は獨協大の看板学部で入試難易度も高いし、わざわざ学部名まで口にしたのは彼のプライドの高さ故とみることもできます。 で、その話を雑談の席で同僚にしたところ。意外なまでに反応が薄かった(涙) そもそも獨協大の知名度が、東北地方では高くないんですよね。高卒の社員だと、大学の入試難易度どころか、知っている大学の数がそもそも限られていますし…彼らが大学の名前を知る機会は、専らスポーツイベントで、例えば箱根駅伝なんかは格好の大学宣伝ツールな訳ですよ。獨協大は箱根駅伝とは無縁だから、知名度はどうしても低くなりがち。 地方だと、こういう認識が一般社員の与太話レベルに留まらず、就職活動においても影響する可能性があることを、個人的には危惧しています。文系に限れば今や一般入試での入試難易度は日東駒専>地方国立大と考えた方が良いのですが、採用する側の認識が下手するとMARCH≧地方国立大>>日東駒専だったりするから、Uターン就職を視野に入れている場合、首都圏の私立大への進学はコスパが悪いんじゃないかな~と、考えたりもするのです。 【中古】 就職に強い大学・学部 偏差値・知名度ではわからない 朝日新書/海老原嗣生【著】 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.10.23 09:56:57
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