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テーマ:就職活動について(162)
カテゴリ:福島・宮城の地元ネタ
来週から2024年度が始まります。時の流れは早いですね。 私の上の子は2024年度から社会人になりますが、その一つ下の学年も、就職活動を頑張っていることと思います。もう「内内々定」ぐらいもらっている人もいるんじゃないでしょうか。 そんな中で気になるのが、来春初めて卒業生を輩出する福島県立医大保健科学部の就職状況。学部創設のコンセプトとして「保健科学部は、福島県における東日本大震災後の医療技術者の流出や健康不安の増大を背景に、広く社会に貢献しうる専門医療技術者(理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、臨床検査技師)を養成するために、2021年4月に開設されました。」と学部サイトに書かれていること、また保健科学部は学生の4割が福島県内の高校から学校推薦型選抜で入学していることを考えると、卒業生の多くは福島県内の医療機関に就職するのではないかと思います。 もしそのようになっていなかったら…ふと考えます。例えば医療機関以外に就職していたり、医療機関であっても福島県外だったりといった具合に。仮にそうなっていたら、学部創設自体が失敗だったと認識せざるを得ないかもしれません。保健科学部は前述の通り学校推薦型選抜で定員の4割、一般選抜を含めると定員の約6割の学生が福島県内の高校から入学している(参考)し、また新たに定員を設けて開設された学部でもありますから、「福島県の若者の県外への流出装置」や「福島県内の高校の国公立大進学率を(見掛け上)上昇させるための装置」であっては、非常にまずいと考えます。「出口」である就職先をチェックし、県民の税金で支えるのに相応しい教育機関であるのかどうか、県民自身が厳しい目を向ける必要性を、ある程度感じます。 臨床検査技師国家試験解説集 Complete+MT 2024 Vol.1 臨床検査総論/医動物学/臨床検査医学総論 [ 日本医歯薬研修協会 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.03.28 08:07:06
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