映画「白い巨塔」の出演者たちの年齢を考えてみると・・・
映画「白い巨塔」に出演たときの田宮二郎は30歳から31歳になった時期であった。彼の実年齢を考えるとこの映画における貫禄と存在感には驚くばかりである。そこでこの映画の主要な出演者たちの映画公開時の年齢について調べてみたくなった。誕生日との関係で1つくらいの差はあるかもしれないが、この映画の公開時1966年の年齢をあげてみると次の通りである。東教授:東野英治郎(1907年生まれ) 59歳里見助教授:田村高廣(1928年生まれ) 38歳 鵜飼教授:小沢栄太郎(1909年生まれ) 57歳 菊川教授:船越英二(1923年生まれ) 43歳 船尾教授:滝沢修(1906年生まれ) 60歳 佐枝子:藤村志保(1939年生まれ) 27歳ケイ子:小川真由美(1939年生まれ)27歳 野坂教授:加藤武(1925年生まれ) 41歳いずれも現在、我々の周辺の実年齢と比べると大変な貫禄である。これは俳優の演技力や化粧、服装などの演出によるものとは言えないのではないか。同じ30代、40代、50代などと言っても60年代にそうであった人と現在のその年代の人では大きく印象や実体が異なるのではなかろうか。もしかしたら、我々自体が実は幼くなっているのではなかろうか?