田口ランディ講演会、そして映画「二重被爆~語り部・山口彊の遺言」
8月4日に田口ランディ講演会に参加。市民有志の実行委員会の主催である。そして、6日朝から映画「二重被爆~語り部・山口彊の遺言」を見た。映画上映前に山口彊さんの長女、山口年子さんのスピーチがあった。田口ランディさんの人生の壮絶さに衝撃を受けるが、山口彊さんの人生もまた壮絶である。どちらがより壮絶かなどと比較することには全く意味がないが、田口さんが自らの家庭にその原点があり、山口さんは歴史に翻弄されたということが言えよう。お二人ともに、その経験をもとに得たもの、自ら生み出したものを積極的に社会に向けて発信していったという共通点がある。そのようにしたもの、その力の源泉は何であろうかと思う。お二人の人生と比較すると、あまりにも平凡なわが人生であり、それらは理解の範囲を超えるものであるが、それでも理解しようとさせる力が田口さん、山口さんの言葉にはある。今週は、この二人を知ったことが一番の出来事であった。