まちの変化をいかに考え、対応するのか?■第4回歩いて楽しいまちづくり座談会・発見編参加レポート
「第4回歩いて楽しいまちづくり座談会」の日である。今回は「発見編」として「まちあるき」。5人の個性的なツアーリーダーが作ったコースをグループに分かれて75分間のまちあるき。私が参加したのは「映画館、劇場の跡地めぐり」。長崎で最初に映画が上映されたのは1897年。パリでの最初の映画上映からわずか1年半後。そもそも芝居小屋の数も多く、そこから映画館への転進していったケースも多い。最盛期には市内だけで25の映画館があったのである。それらが今は市内にシネコン以外であるのはわずか2館。もちろん、まちは変化しないとそのエネルギーは生まれないし、魅力もなくなる。問題は、その変化である。「なくしていいもの」と「なくしてはいけないもの」をどのように仕分けるのか。その背景には「人々が楽しめ、自慢できる」ことが必須。経済的な、業種の盛衰だけでまちの中が変化していっていいのかということを考えさせられた。変化に対応する「しくみ」が求められている。