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 マムの素 *             青カバ・ウィリアムはかく語る

マムの素 * 青カバ・ウィリアムはかく語る

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2008.08.02
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背文字が呼んでいる
-編集装丁家田村義也の仕事-  


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会 期 :[前期]2008年8月4日(月)~8月23日(土)
    :[後期]2008年9月8日(月)~9月20日(土)
時 間 :午前10時~午後6時
休館日 :日曜 祝日[ただし8月10日(日)は開館]
会 場 :武蔵野美術大学美術資料図書館1階展示室
主 催 :武蔵野美術大学美術資料図書館
協 力 :  同    芸術文化学科研究室
    :  同    通信教育課程研究室
入場料 : 無 料


【関連イベント】 ギャラリートーク  
出 演  臼田捷治(デザインジャーナリスト)
     酒井道夫(本学通信教育課程教授)
日 時  2008年9月13日 16:30~



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田村義也先生とマム

田村先生はマムの恩師のお一人です。

中学生の頃から、出版関係か

美術評論の仕事につきたかった

マムは田村先生の「編集計画」の

授業をとりました。

生徒は4人でした。

田村先生は、頑固で偏屈で

意地悪な先生でした。


が、

岩波書店の名編集者であり

知る人ぞ知るの装丁家でも

いらっしゃいました。

皆さんがよくご存知の

宮尾登美子さんやら

安岡章太郎さんの本などの

装丁をてがけておいでです。


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本屋が好きでいつも入り浸って

いたマムが18才のときです。

上京して友人もおらず

本屋の棚を友としていたときです。

面白い本を発見!



鶴見俊輔著 限界芸術論
鶴見俊輔 限界芸術論



鶴見俊輔のなんたるかも知らず

即座に購入。


鶴見俊輔 限界芸術論



その足で研究室にいき

やはり恩師の高見堅志郎先生

本を見せたところ、

「ホ~ホッホ、こんな本がでましたか」

と喜んでくれました。マムはなんの

ことやらさっぱりわからなかったのですが、

のちに、これがあの、頑固偏屈堂の

仕事だとわかるわけです。


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頑固偏屈堂とマムはそれはそれは

険悪です。若い頃のマムは

妥協を一切しない偏狭女!

かたや、頑固偏屈堂。

和気藹々なんてとんでもない。

マムのひと言ひと言に

頑固偏屈堂は腕を組み

口をへの字に結び白目をむいて

天上を見上げてます。

フン、オラウータンみたいっ!

とこちらも細い首をビヨンと

伸ばしてろくろ首の女状態(笑)。

まっ、

目糞鼻糞なふたりですな。



陶磁器が好きだと言ってしまった

ばかりに、マムに対して頑固偏屈堂は

「じゃあ朝鮮にいって李朝鮮の

陶器のレポートをして来い」と

命令するではありませんか!

そんなぁ!

今から40年近く前の話です。

現在ならともかく、一人で

韓国に行く度胸はマムにありません

でした。

そしたら、そしたら頑固ったら

「フン、意気地なしめっ、じゃあ

鹿児島に行って来い。苗代に行って来い。

朝鮮の陶工がはじめて日本に連れてこられて

上陸したところだ。行って沈壽官(ちんじゅかん)

に会って来い」と目をひんむいて怒鳴るでは

ありませんか!

くやしい!で、マムは鹿児島県苗代に

行き、アポなしでし現在の美山町の

白薩摩焼の家元沈壽官(ちんじゅかん)邸に

乗り込みインタビューを果たしたわけです。


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もう頑固ったらにくったらしいたっら

ありゃしない。

で、卒業以来、クリスマスになると

マムは自作のクリスマスパン菓子

シュトーレンをおくりつづけたんじゃなくて

おくりつけた!わけね。


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その田村義也先生も鬼籍に入られました。

が、

これもマムの恩師の酒井道夫先生

なにくれとなく田村頑固偏屈堂義也の

仕事を世にしらしめようとなさって

いるわけで、トップのお知らせ

「編集装丁家田村義也の仕事」

戻るわけです!



下記はムサ美の企画展よりそのまま

コピーしたもんです。

興味のあるかたはご覧ください。


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田村義也先生の仕事に関して

 装丁についてその自著のなかで
『…編集者の仕事のなかで、
―その最終の仕上げであり、まとめでもある…』
と語った田村義也(1923-2003)は、
岩波書店の名うての編集者であると同時に
数多くの書籍の装丁を手がけました。
本展は彼の装丁作品約1400冊でもって
その装丁家としての全貌を通覧する初めての試みです。
 編集と装丁という二つの領域にわたり
活躍した田村義也の仕事は、通常の装丁者には
なかなかたどりつけない到達点から私たちを惹きつけて
止みません。その装丁から発せられる力強さは、
田村自身の類い稀な本づくりへの情熱の表れであり、
同時に彼と志を共有したさまざまな恊働者の思いの
結晶でもありましょう。
 田村義也の装丁の数ある特徴のなかで、
とりわけ背文字の力強さは特筆に値します。
実際に田村自身も装丁にあたり、「背文字」
をつくることを何よりも重要視していました。
約1400冊の「背文字」が呼びかける田村義也の
世界をどうぞご堪能いただければ幸いです。


武蔵野美術大学のサイトより










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Last updated  2008.08.03 10:50:48
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