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カテゴリ:和歌山
宿坊福智院を出て、目指すは光台院。 マムは嬉しさのあまりピョコタン歩きを しておるだろうなぁと思います。 子供の頃から興奮すると頭が上下になる 膝がくがく歩きをするのね。 だって、この高野山行は、 光台院の阿弥陀三尊、遍照光院の阿弥陀さま、 そして金剛峯寺の霊宝館の至宝を拝観するのが 目的だったわけですっ。 ピョコタンピョコタン♪ 光台院・龍泉院と掲げられた門をくぐると 由緒ありげなお寺さんがあらわれました。 大玄関で声をかけると、それはそれは ステキなお坊様たちがあらわれて 「ここは龍泉院であって光台院はお隣です」と 気持ちよく答えてくださいました。 間違いの来訪というのに寺務所より他のお坊様まで 出ておいでになり全員で見送ってくださいました。 その応対の清清しさにマムちゃんホレボレでした。 ピョコタンピョコタン *注 マムは実は惚れっぽいの。きれいな殿方にね。 言わずもがな・・・でしたかっ! 高野山金剛峰寺別格本山 光台院 〒648-0211 伊都郡高野町高野山649番地 電 話 0736-56-2037 高野山は運慶・快慶作のお仏像の宝庫です。 この光台院さんには阿弥陀さま、そのおとなり には観音菩薩さま、勢至菩薩がおそろいの 快慶作の阿弥陀三尊が安置されていることで 有名です。 本堂に三尊はおいでです 光台院は高野御室ともいわれる天皇家 にかかわる由緒あるお寺さんです。 が、あまり喧伝されておらず拝観するには 電話で予約する必要があります。 マムはなんとしてもお会いしたい一念で 四度も電話してしまいました。 訪いをつげると、こちらのお寺さんも きれいなお坊様と奥様がでておいでで とてもこまやかな応対をしてくださいます。 境内もきれいに整い全てが清らかなのには 頭がさがります。 庭の木々はまるで盆栽が大きくなったような 流麗な枝振りです。 写真でのみお会いしていた阿弥陀三尊に お会いできる・・・気持ちよ落ち着け! ピョコタンするでないっ。 と、戒めながら お坊様のうしろにしたがい本堂にはいります。 は~ 暗くてなにも観えません。 と、 いうことでお坊様は内陣に招きいれて くださり間近にて拝観させてくださいました。 それでも目を大きく見開かないと茫として 観えません。 リズミカルでいてお美しい。 破綻するところがまったくない。 そして神々しくも厳か。 いつまでもいつまでも観ていたい マムでした。 ちょっと腰をかがめたお姿が 私達に少しでも近寄ろうとされて いるようで頭がさがる思い。 ため息。 本堂の襖絵やお飾りも見事でこのお寺さんが 御室となのるだけの品格をあらわしています。 もう少し、本堂内も眺めて頭にとどめておくの だったとのちほど反省! 光台院にも切り絵がさがっていました。 あれはなんぞや?と不思議に思っていたマムは お坊さまに聞いてみました。 「絵絹(えぎぬ)あるいは宝来というものです」 とのこと。 年頭に、その年の干支や、縁起のいい文字をかたどって 切り絵にし家門繁栄無事息災を祈祷して、幸せを祝福 するものだそうです。 丁寧に答えてくださるのに調子にのってもうひとつ質問。 「お寺さんなのにどこもかしこもしめなわがあるのはなぜアルカ?」 マムはこれに対する明解な答えに感動しました。 「神様なしに仏様は語れません。 高野山は神様ともご一緒です」 なんだかかっこいいわぁ・・・。 光台院さん(龍泉院さんも)はよいお寺さんでした。 快慶作の三尊も最高のものです。 こちらも宿坊をかねているということをお坊様に聞き 知りました。次回はこちらに泊まりたいと思っていたん だけど・・・の遍照光院(謎めいてごめんなさい あとでね)。 木鼻もお獅子や象が多い中 花模様で優美で、この優美さは 京都の御室仁和寺を思わせますね。 マムも宝来をいただきました。 床の間のないマム家は寝室に 掛けさせていただこうと思っています。 う~ん、よいお寺さんでした。 5つ☆です。 いぃんや、 5つピョコタンです。 *あまりに嬉しかったのでお寺さん自体を あまり観ておらず残念です。再訪を誓うマム! 次回は 高野山奥の院へ *見仏三都物語1 岸和田・高野山・當麻寺 *見仏三都物語2 岸和田のみなさんごめんなさい *見仏三都物語3 高野山宿坊福智院 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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