8月6日…広島戦も0-2で敗戦し、翌々日には、監督、レネ・ヴァイラーを解任した。
でも、ちょっとまってそれで終わり…てないよね。
レネは、鹿島初の欧州出身の監督で、ここ数年の国内無冠の屈辱から脱することを目標に招聘した。
でも、コロナ禍の影響でキャンプの参加が遅れ、しかも、去年までレギュラーだったCBが二人とも移籍するという戦力的にも、厳しい状況であった。
それでも一時期が首位に立つこともあった。
ただ、5月の横浜戦(0-3)で、戦術の弱点が露呈し、それを広島戦(0-3)で突かれて敗戦…両クラブにはシーズンダブル(しかも無得点)を食らうことになる。
シーズンの途中では、FWで得点王のトップだった上田綺世が移籍し、守備だけでなく攻撃陣も手薄になってきた。
上田の穴を、エヴェラウドや染野が埋められれば良かったけれど、エヴェが好不調に波があり、染野も移籍するということでますます窮地に追い込まれていった。
ただ、シーズン初めは上手くいってたこともあった。CBの力不足を、攻撃陣がカバーしていた。だから、シーズン途中でCBを補強できれば、後半も戦えるはず。それが難しければ、三竿クラスのアンカーができるボランチでも良かった。
だけど、それができず、レネに責任を転嫁する形で収束を図ろうとした。
これは、
クラブのガバナンスとして大きな問題を抱えているのではないか?
そんな疑問を持つようになった。
親会社が、重厚長大産業の住友金属(日本製鉄)から、新進気鋭のIT産業のメルカリに移り、
会社組織の改革も行われた…
それが良くなかったのかもしれない。
鉄鋼業をはじめとする製造業は、ITなどのサービス業と比べ、情報伝達や意思決定が遅く、とりわけ住友グループは、慎重だったりする。
IT産業であるメルカリは、その部分のスピード感を持たせたが、それが実は悪い方向で進んでいるのではないかと思う。
ここ数年の監督交代には、一貫性に欠けているようにも思える(あれだけ戦力を揃えているのに低迷している神戸にもその傾向がある)。
フロントもベテランから若手に引き継いてメンバーも変わってしまい、戸惑いながら進んでいるものと思われるが、
でも
結果が出ていないことには、やはりフロントに大きな問題を抱えていると思う。
ベテランに戻せ…とは思わないが、過去に成功事例があるのだから、
その原点に戻って、今何をすべきか、
過去と現在の外部環境の違い、その違いにどうすれば対応できるか…
メルカリのことだから私なんかに言われなくてもやってると思うが、
なんか、一言二言言わないと納得できなかった。
今の鹿島に必要なのは、ユーマの負担を少しでも軽くできる劇場型の選手
イクマとケントの負担を軽くできるセンターバック。
多分、無理してでも、昌子を戻すことで、その二つは解決できるだろうが、
…
それが無理だったら、鳥栖の田代、神戸の扇原、清水のファンソッコあたりを考えるのも良いと思う。
川崎は、追従する体制が整った!
果たしてうちは
後半は巻き返せるのだろうか…