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2011/07/23
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カテゴリ:野球
引き続き、西武ライオンズの凋落の謎を探っていきます。
前回は、「指揮官に非はあるのか」を問いましたが、今回は違う角度・違う視点から探りましょう。

この、史上最悪の状況を作り出したのは、長きにわたって愛された「レオマーク」と「青・緑・赤のトリコロール」を「地域密着」と「チーム再生」を理由に簡単に切り捨てたことにほかなりません。そのことが、チームに災厄を与えた…と、言わざるを得ないと思います。
それは「レオマーク」と、マスコットであるレオ&ライナを生んだ手塚治虫先生の崇りのような気がしてなりません。
その理由は、2009年10月24日付けでupしていますので、そこから引用します。(一部加筆修正しました)
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手塚先生は、チームマスコットとして使われている「レオ君」と、ペットマークである「レオマーク」の生みの親です。西武ライオンズ発足にさいして、「ジャングル大帝」をベースにデザインされました。
これには、「野球と西武ライオンズが広く人々に愛されるように」という手塚先生の思いと願いが込められていたのだと僕は考えます。おそらく、手塚先生はそれらが未来永劫に使われると信じていたのでしょう。1989年に他界されても、その願いは変わらなかったのだと思います。
しかし。今年(2009年)、球団はペットマーク・ロゴ・ユニフォームのデザインを「堤独裁時代の負の遺産」だと判断したのでしょう、刷新することを決めました。しかし、そのタイミングは非常にまずいものでした。
ちょうど今年(2009年)は手塚先生が生まれて80年、亡くなって20年になります。そういう節目のときに断行したのです。
刷新してからというもの、チームは低空飛行を続け、楽天やSBとの3位争いにも敗れてシーズンを終えます。
それはやはり、天国にいる手塚先生の怒りを買い、チームに天罰を与えたような気がします。
球団もそれを察知したのでしょうか、夏休みの「ライオンズクラシック」という企画で30年前のユニフォームに戻して試合をするという試みをしました。
しかし、「未来永劫に使ってくれるもの」と信じていた手塚先生のご機嫌はそう簡単に治るものではなく、チームの低空飛行に拍車をかける結果となったようです。
ライオンズの従前のデザインは、「球団を買い取った堤義明のポリシー」に基づくものではなく、「野球の振興と再生を願う手塚先生のポリシー」に基づくものです。球団の上層部は、手塚先生の願いと意思を踏みにじった行為をした…とも言えるかも知れません。
--------------------
その翌年はAクラスに上がりながらもCS第一段階で敗退し最終的順位は3位で終わりました。
そしてこのテイタラクへと続いているのです。
ずばり、手塚先生の怒りは、いまだに消えていないのでしょう。
やはり、ライオンズは呪われています。
うまくいくはずのものがうまくいかない、思うように進まない…などの症状は呪いとしか言いようがありません。

このまま放っておくと、崇りが続くと、巻き返しのチャンスを逃し今季Bクラス落ちだけではなく、どんなに指揮官の首をすげ替えたとしても今後長期に及んで上位に上がれなくなる危険性も否定できません。

また、いまのライオンズが置かれている境遇は、破綻直前の日本航空にも似ています。日本航空は「経営破綻」でしたが、ライオンズは「技能破綻」です。しかも日本航空の破綻はあの「鶴のマーク」を切り捨てたことに起因しているという説もあります。刷新を目指すべく永年なじんだシンボルマークを切り捨て、それが破滅と転落へつながったとする共通点もあながち否定できないでしょう。まさに、「シンボルマークの崇り」です。
そして日本航空は、企業再生を期すため今春、「鶴のマーク」を復活させました。そしてその効果で、業績も戻りつつあります。

やはりライオンズは、チーム再生のために、手塚先生の面子回復と供養のためにも、以前も話しましたが日本航空に倣い「レオマーク」と「トリコロール」を来季から復活させ、何もかもを昔に…清原さんがいた時代のスタイルに戻すべきです。

日本航空は空の王者、西武ライオンズはパリーグの、そしてNPBの王者なのだから。
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最終更新日  2011/07/23 10:44:34 PM
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