昨夜からの雪はひどいものでした。
そのせいで高崎線は14日22時過ぎから15日17時ごろまでおよそ17時間にわたって機能停止!車内で一夜を過ごした乗客は約6000人にも及びました。ちなみに昨夜は21時過ぎに帰宅できましたが、少し遅くなったら一晩車内に閉じ込められるところでした。
その間、上尾駅東口と大宮駅東口を結ぶ東武バスにはかなりの列ができていました。実は仕事で都内に行かざるを得なくなり利用しましたが、もう大変!高崎線の大きな問題点を露見した気がします。
その大きな問題点とは、バックアップとなりうる競合路線が乏しいことです。一応、東武鉄道伊勢崎線・東上線が競合路線となりうるのですが、高崎線とそれぞれの路線の間にはかなりの距離があります。高崎線の駅から伊勢崎線・東上線の駅へ向かうにしても双方をつなぐバス路線が少なく、タクシーや家族運転の自家用車に頼らざるを得ません。なおかつたどり着くまで時間がかかります。事故で止まったのなら可能ですが、今回の大雪のケースとなればさらに時間がかかる為代替路線として機能できないのが実態です。
また、大宮から北上尾・桶川付近にかけては埼玉新都市交通が少しの距離を置いて並行しています。僕は万が一高崎線が止まった場合は自転車で同社の羽貫駅か内宿駅まで行って無料の駐輪スペースに置いておき、そこから大宮へ向かいます。でもこれまた雪のときは、線路の構造上積雪で動かなくなってしまいます。
あとは上尾~大宮間の東武バスだけ。なお、かつて東武バスは上尾~鴻巣間にも路線がありましたが関連会社への譲渡を経て廃止されています。改めて思うと、東武バスは緊急時の代替輸送手段として、高崎線に並行する路線を存続させられなかったのか・・・と思えてなりません。
このほかにも、脆弱さを露見させる問題点はまだあります。
これに関しては【2】で述べることとします。