|
カテゴリ:鉄道
東京は豊島区,西武池袋線椎名町駅の北口から少し歩いたところにある千早公園。
そこに、珍しい鉄道車両が保存されています。 東京都交通局・12-000形試作車です。 これは1986年に、同局が「リニア駆動地下鉄」の研究開発のために導入したもの。都市計画12号線=現在の大江戸線の建設が始まったことを受けて2両編成で造られました。 車体はアルミ製で、量産車よりも重厚な感じがします。研究開発は浅草線の馬込検車場で実施され、これを元に現在の量産車が作られました。 そして研究の終了によって2両が切り離され、この千早公園に並列に展示されたものです。 12-001号車。窓の上部に折れ目があり、上半分が開くようになっています。長きに渡り屋外展示されたためか、退色が目立ちます。車内にも入れますが、座席は木目のベンチに変えられていました。汚れや傷みも感じ取れます。 こちらは12-002号車。こちらのほうが傷みが激しいです。スカート部分は錆付き、腐食で穴も開いています。リニア駆動地下鉄の礎を築いた車両だけに、何らかの修復をしないと、忘れられて朽ち果ててしまいます。早急な対策が求められます。何とかできないものでしょうか?
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/03/26 11:00:07 PM
コメント(0) | コメントを書く
[鉄道] カテゴリの最新記事
|