稀代のシャンソン歌手・越路吹雪さんの生涯を描くテレビ朝日の昼のドラマ「越路吹雪物語」は、4週目を見終えました。まずはそのあらすじをまとめました。
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晴れて宝塚歌劇団の一員となった吹雪(瀧本美織)。同期の乙羽信子(咲妃みゆ)・月丘夢路(早織)、先輩の天代麗(音月桂)に支えられながらも、良い役が与えられないため他から遅れをとっていました。しかし本人は気にしていない様子。
ある日、吹雪と仲良くなった出版部の岩谷時子(木南晴夏) が男子職員に啖呵を切ってしまった直後、母・秋子(原日出子)から、心臓を患い自宅療養していた父・雄三(佐戸井けん太)の容態が急変したと連絡を受け早退します。それと入れ違いで、初舞台を見ることができなかった新潟時代の友人・八重子(市川由衣)が突然やってきました。
吹雪は喜び、一緒に公演を見たり、なじみのうどん屋や喫茶店でご馳走したり、寮に泊めたりなどして過ごしました。
八重子は口減らしのため秋田の商家で住み込みで働いていましたが、宝塚にやってきたのは理由がありました。家の借金解消と兄弟たちの教育のため、許婚と結婚して満州に住むことになり、その別れの挨拶だったのです。
そして時を同じくして、時子の父・雄三が息を引き取ります。父を失った岩谷家でしたが、先輩にいびられた吹雪を時子がかばい、自宅につれてきて秋子が最大限のもてなしをするなど、吹雪と一層親しくなります。
そんな折、吹雪はうどん屋の常連客だった大学生に一目ぼれしますが、八重子の後押しもあって声をかけることにしました。しかし、大学生には吹雪のファンである彼女がいたのでした・・・。
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ちょうど、この時代は日中戦争が勃発して「満州」と呼ばれた中国北東部を占領した時代でした。じわじわと戦争の影がちらつきつつある時期です。
第5週は、戦争に翻弄されたストーリーになるでしょう。