4月最終日
いつも愛ちゃんをやさしく見守ってくれてるなっちゃん。なっちゃんは天使だよ、なっちゃんのおかげで愛ちゃんも安心して暮らせる。なっちゃんのおかげでサムの精神不安による異常行動も治まった。なっちゃんがうちに来てくれて本当によかった。なっちゃん、もうすぐ2歳。時のたつのは早いのなんの。去年の母の日の売れ残りのクレマチスが今お店の裏できれいに咲いてる。クレマチスはほんっとにいいよね。丈夫だから放任でもきちんと咲いてくれる。すごいなーと感心する。そういえば去年 秋の終わりに保護した小さなアゲハの幼虫はやはりちょっと保護が遅かったのか、ダメだったみたい。サナギになったのを 虫かごに入れて冬中 観察してたけど一個はサナギが半分に折れて、一個はサナギの形が崩れて、もう一個はしゃんとしてたけど、色が黒っぽく変色してたから、ダメかな、でももしかして、と淡い期待を持ってたけど一昨年のサナギは今頃には蝶になってたから、 やはりダメだったんだと思う。小さかったしな・・・去年は、アゲハの子たちがいるレモンの木のすぐ横にアシナガバチが巣を作って、それが結構巨大化してて、30匹くらいの巣になってた。レモンの木で次々幼虫が生まれたけど、夏の子たちはほぼ全滅といっていいくらい アシナガバチに捕食されてしまった。私とていろいろ対策したよ、防虫ネットをかけたり、いろいろ。でも 防虫ネットの中にアシナガバチが入り込んでしまい、防御しきれなかった。私は アシナガバチも結構好きで、巣作りとか子育ての様子を観察するのも日課になるほど。一方 アゲハの子たちの成長も日々楽しみで、アシナガバチに捕食されているのを見たときは衝撃だった。巣が近すぎなんだよなぁ。。と思っても移動することもできないし、アシナガバチにとってはいい餌場がすぐ近くにあって幸運だったろう。アシナガバチが30匹くらいになったころ、巣別れして、徐々に減って、ある日忽然と姿を消してから、ようやくアゲハの子たちが育ち始めたけど、10月の終わりから急に寒くなってしまい、レモンの木から落ちてしまう子たちを急いで保護したのだった。自力で葉っぱにしがみつけないほど 寒さで弱った子たちだから、育つかどうかわからなかった。それでも室内に入れて、レモンの枝をいっぱい入れて、段ボールで保温していたらむしゃむしゃと元気に葉っぱを食べて育ち、すぐにサナギになったから少し安心してたけど、確かにかなり小さかったんだよね。アゲハの子たちも、本格的に寒くなる前にサナギになって、冬を乗り越えようと頑張ったはず。残念だ・・・とても残念だけど 仕方がない。人間の手に負える問題ではなかった。アシナガバチはアシナガバチで 必死で命をつないでるだけだから悪くないし。アシナガバチにもいろいろドラマがあるのも知ってる。アシナガバチって、はじめ1匹で巣作りを始めて、子育てをして、暑い日は羽で卵や幼虫に風を送ったり、雨風から巣を守ったり、その最初の1匹は 本当にものすごく頑張って巣作りしてる。最初の幼虫が大人になり 蜂の姿になると、一緒に巣作りと子育てを頑張っていく。巣はどんどん大きくなるけど、私の知る限り スズメバチのようには巨大化しないで、せいぜい30匹から50匹くらいまでいくと、ある日突然姿を消す。去年、大きく育った巣と、もうひとつ 育たなかった巣があって。わりと近くに巣を作ったのだけど、もう一つの方は、最初の1匹がなんらかの事情で突然死んでしまった。道端に、アシナガバチが倒れていたので私はそれをそっとすくって巣の根元に置いたのだけど、直感として、そのアシナガバチが 巣作りをしているうちにいる子だと感じたのだ。作りかけの小さな巣には、やはり親蜂は戻ってこなくて、死んでしまったその子が やはり 親蜂だったんだろうと思った。1日たっても2日たっても、親蜂は戻らない。巣の根元で息絶えているんだもの。おそらく小さな巣の中には 卵か幼虫がいたはずだけど親蜂がもどらないから 全滅してしまった。すると、5日めくらいに、突如としてその小さな巣は小さな小さなアリの大群に占拠されていた。アリは3日間で 巣の中にいたであろう動けぬ命たちを食い尽くして去っていった。親がいなくなるということは、こういうことなんだ、と自然の残酷さと厳しさをまざまざと見せつけられた出来事だった。なんであの親蜂が道端に倒れていたのかわからないけど きっと人にはたかれたんだと思う。飛んでエサを探していた時、多分ね、ヒトに叩かれて道に落ちたんだろうと。1匹の蜂が死んで、巣ごと全滅した。とても残酷だと思った。これからの季節、命が生まれたり死んだりする季節。私の苦手な季節。それが自然といえばそれまで。弱肉強食 自然淘汰 といえばそれまで。でもね。なんとなく 心ざわざわする 苦手な季節なんだよ。今日もお疲れちゃん。