テーマ:今日のお出かけ ~(8175)
カテゴリ:新潟観光日記(社寺仏閣編)
さて前回は弥彦神社奥の宮のお話でしたが、
この奥の宮には「天香山命(あめのかごやまのみこと)」以外にもう一柱、祀られている神様がいます、 それは天香山命の妃神「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」、奥の宮には仲良く夫婦そろってお祀りされているのですね、 麓の本宮には熟穂屋姫命は祀られておらず、天香山命だけが祀られております。 ということで今日は弥彦神社のお話・・・ 前回の日記に書いた通り御祭神は「天香山命」、越後国開国の祖神です、 万葉の昔から「おやひこさま」と言われ人々の信仰を集めてきた弥彦神社は神領地として朝廷や幕府からも手厚い庇護を受けてきました、 実は新潟ではこの弥彦神社の御祭神「天香山命」は女神で夫婦で行くと焼き餅を焼くといわれることがあります、 実際には弥彦神社の御祭神は男神で奥様にやきもちを焼くなどと言うことはありません、なぜこんな噂が出回ったのかと言いますとね・・・ 弥彦神社の門前は温泉街でここに遊びに行くのに奥様についてこられては困るのでこのような嘘が出回ったといわれています。 夫婦で行っても大丈夫なのでご心配なく・・・ 拝殿の入り口には・・・ 随神門があります、この随神門には2柱の随神が収められています、 紀州熊野から天香山命に随行してきた印南鹿神(いなしかしん)の子供たちだそうです。 この随神門の脇に・・・ 境内摂社・境内末社があります、 摂社が5つと末社が3つ 摂社に祀られているのが天香山命の子孫 武呉神社には第1嗣 天五田根命(あめのいつたねのみこと)が 草薙神社には第3嗣 天戸国命(あめのとくにのみこと)が 今山神社には第4嗣 建筒草命(たけつつくさのみこと)が 勝神社には第5嗣 建田背命(たけたせのみこと)が 乙子神社には第6嗣 建諸隅命(たけもろずみのみこと)が それぞれ祀られています。 末社に祀られているのはそれ以外の神々・・・ 二十二所社には近畿周辺の著名二十二ヶ所の大神が 八所神社には京都以東の著名八ヶ所の大神がそれぞれ祀られています。 最後の十柱神社には大己貴神(おおなむちのかみ)と大地・水・山・海・土など国土の安全を守護する十柱の大神が祀られており、 この社殿が国の重要文化財に指定されております。 さてここに出てこなかったお妃様と第2嗣は・・・ 境外摂社としてお妃様「熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)」は野積の妻戸神社に・・・ 第2嗣「天忍人命(あめのおしひとのみこと)」は新潟の船山神社にそれぞれ祀られています。 まあ家族そろって越後に祀られているということで・・・ 神社の石畳の真ん中は神様の通り道で、通常は空けて通るのが神社参拝の作法、 神様の通り道はほかにもありまして・・・ この橋は神様がわたるための橋「玉の橋」、人がわたってはいけません、 境内に流れる御手洗川にかかっております、別名「御神橋」・・・ こちらは手水舎、ここで手や口を清めたから参拝するのが作法となっておりますね。 この手水舎の近くにはほかに火の玉石やご神木があるのですが、今日は別のものを・・・ これです、 これはこの国初の石油蒸留釜です、新潟出身の田代虎次郎が考案したもので、現在に残るのはこれを含めて2基だけ・・・ さて参拝も済んだところで鹿でも見に行きましょう・・・ 境内に鹿園があるのですね・・・ まああとは鹿の写真でも・・・ お食事中だったようで・・・ ちょいとお邪魔しますよ~ 立派な角が生えているのが雄ですね・・・ 今日は弥彦神社のお話・・・ ではまた・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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