カテゴリ:アート
モネ展にいきました。国立新美術館です。 六本木にあたらしくできた美術館なのです。すごくきれいなんだよ~。 隣には政策研究院まである。ここは昔東大の研究所があったところ。 すごい近代的なビル。なんかSFの中にいるようです。 美術館の方も前面ガラスばりできれいです。しかも広い。同時に三つくらいの展覧会ができる。かなり広いので、見終わるとくたくたです。 モネは「睡蓮」の絵で有名ですが、今回はこれだーって言うのは少なかったかも。でも、彼の初期の作品から始まって、だんだん絵が洗練されて、無駄な書き込みや線や塗りが減っていくのがわかります。日本の浮世絵を見た彼はそれまでの徹底的に書き込んでいく西洋絵画とは違った世界を見つけたのだそうです。晩年は睡蓮の絵ばかりです。筆のあとが残っているのがわかるほど、大雑把な書きぶりなのに、睡蓮の花は、はっきりと立体的に見えるのです。 中期の作品では、彼は、それまでの暗い西洋画とは違う、現実にある光を、絵の中に描こうとしたようです。だから、風景画のほとんどが早朝か夕方の太陽光線が斜めにさしている風景です。建物や山肌がほんのり赤っぽく輝いている。そして、日陰はうす青くて暗い。そんな世界です。 油絵って、あんまり絵の具を混ぜると、すぐ暗くて汚い色になりやすい。それなのに、モネの絵は、白絵の具を多用したパステルカラーのやさしい色を基本にした、ふんわりとやさしい色で書かれています。見ていてやさしい気持ちになるような絵です。 いかにも日本人受けする感じですね~。 美術館の前庭。春なので、花だらけ~♪ 展覧会は撮影禁止なので、モネの芸術がお見せできないのが残念です~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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