テーマ:美術館・博物館(1508)
カテゴリ:アート
カメラもって行くのわすれちゃったよ。もう閉幕まで後三日というきのう。やっといってきました。 東西線木場駅から歩いて15分くらい。美術館に着くとすでに長蛇の列。40分まちでした。どひゃー。実際にはもう少しはやかったですが。 あのジブリアニメの背景を書いた人です。でも、実際には日本アニメの有名な数々の名作にもかかわっていたのですね。「あしたのジョー」とか、「幻魔大戦」とか、「ユニコ」、「ガンバの冒険」なんかも。 都会のすさんだ町並みや、壊れたビル郡、などから、のどかな自然の山並みまで何でも描けるんですねえ。背景ですから、実際のアニメでは、登場人物に目が行ってしまうし、瞬時に画面がかわっていくので、チラッとしか見ないのだけど、それにもかかわらず、一木一草まで非常に細かく書かれていて、すごいよー。私なんか飽きっぽいから、とってもできないもの。 そういうアニメの背景画が、こうして展示されると一つの芸術作品として、十分鑑賞に堪えうるほどのものをもっているのですねえ。最近はディズニーアニメのセル画なんかも一枚ずつが結構な値段で売られるようになってきたし、世界的にも、アニメの評価が高まっているので、ジブリアニメの背景として、かなりな価値がつきそうです。そのうち、男鹿和雄作品として、世に出回って高額で取引されそうな気配を感じました。ただ、あくまで背景画であって、個人作品ではないので、書いた人のサインとかもないし、どうやって、男鹿作品として。保障されるのか、どこあたりから、価値をつけて、線切りするかは、微妙です。 それと、普通の画家の作品とちがうのは、個人の芸術作品ではなくて、多くの人の手もはいっていること。また、絵をかくコンセプトとして、どういった場面のどんな絵という指示が周りのほかの人間によって要求された上で書かれている絵なんですね。画家個人の作品は最初から最期まで画家本人の意識と思想と要求で描かれる訳だけど、アニメの背景なわけだから、スタッフからどんな場面でどんな風に使うから、こんな雰囲気でこんな色調でと、指定されてかかれていたりすめるわけで。しかも、アニメのためだから、普通の画家に比べてものすごい多作。 でも、それらの状況をのりこえてなお、その精密で緻密で、そして、背景画というだけではない、見事さ。原画ですから、印刷した画集やポスターではわからない発色のよさやナマの絵がもつ迫力なんかも、原画展ならではのものとして、味わうことができます。 会場ではほかに、アニメの作り方や背景とセルが重ねられた様子や、ハイレベルの撮影方法の紹介などもありました。最後にアニメーションと、ととろの折り紙がありました。子供向けの企画だったとおもうのですが、会場は平日のこともあり大人の方が多くて、でもってそのだいの大人がみんな必死にととろの折り紙を折ってるんですねー。 青、緑、オレンジの三色あったんだけど、一人一枚までなので、私はオレンジのをもらってきました。 これが裏。ほらね。ほんもの。 男鹿和雄氏自身はすでにジブリをやめて独立して、今個人で仕事をされているようです。いくつかのもっと素朴なアニメや絵本などを出版されているようです。 その中で「ねずてん」という絵本が面白そうだったので、しかも、会場の売店で売られていたので、買ってきてしまいました。 そのほかにまっくろくろすけが売っていたので買ってきましたー。 「おーい」 すでに、美術展は日曜までですが、あまりの人気のせいか、夜8時までの会場だそうです。平日でもあの混みようですから、土日は入れないかもね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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