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平行して見てた、NHK大河ドラマのDVD『新撰組!』と一緒に子供たちも読みまくって、我が家は現在「新撰組」がマイブーム!!!!となっております。 長男が言うには、「少女マンガのほうが絵がきれいで読みやすくていい。」だそうです。男の子でも、少年漫画のあの書き込みすぎの黒い汚い画面は不快なんですね。 とりあえず22巻まで読破。でも、娘の期末試験が終るまでは、新刊の23巻は買ってこれないよー。 新撰組のめんめんはほぼ歴史上に実在の人物なんだけど、ただ一人主人公の女の子『神谷清三郎』(女の子名おせいちゃん)だけが、フィクションです。しかも、このおせいちゃん。女なのに、男だらけの新撰組に男装して、男と偽って入り込んでいるという。まずありえない設定なんだけど、なにせ、少女マンガだから、でてくるのが全部男だけだとあまりにストーリーがむさくるしくなって、女の子には売れないだろうとは思うけど。 女の子の感覚で新撰組を見る。 という漫画です。 しかもしかもしかも、この主人公のおせいちゃんがなんとあの剣豪として名高く新撰組の中でも特に人気の沖田総司とラブラブであるという。ありえなーい設定がまたなぜかむちゃくちゃ面白いという。 さらに、当の二人は自覚してないんだけど、とにかく、コミックス何巻にもわたってずーっといちゃいちゃいちゃいちゃしているシーンばっかりだという漫画なんですねー。 状況としては、男同士(本当は違うけど)なんだけど、なにせ時代が時代なので、衆道として、ちゃんと回りは応援してくれちゃうという。今のように同性愛は変体扱いされてなくて江戸時代まではごくふつうの当たり前のこととして、社会的に認識されていたので。この頃は、異性同士も同姓同士も別に問題なかったみたい。さすがに結婚は異性じゃないとなかったみたいだけど。 ただのラブラブのハッピーラブコメに見えるんだけど、でも、沖田さんはあと数年で死んじゃうという史実。で、話が進むと沖田さんが死んじゃうので、物語の方は「金門の変」以来ちーっとも進まないという。でも、読者はそのあたりは知ってるので内心かわいそうではらはらします。 ぜんぜん明治維新の勉強にはならないし、娘は天下分け目の期末試験前だというのに、勉強もしないで、沖田さんとおせいちゃんの世界に埋没してしまっているという。 とにかく、娘は、試験が終ったら、日野市の新撰組資料館とか、高幡不動に行きたいそうで、それだけが楽しみのにわか新撰組ファンなのですね。はたして、いつまでつづくのやら…。 期末試験が終ったら、23巻買いますかね。 それにしても、この漫画の時代考証の精密さはすごいですよ。作者は時代物とか、歴史の勉強とか大きらいというわりに、下手な映画やテレビドラマよりよっぽど見事。 なにしろ女の子が男だけの新撰組にいるという設定で、じゃ女の子独特の生理とかどうするんだろうというあたり。人によっては適当にごまかして済ましてしまうはずの部分なのに、資料を読み漁って当時の生理のときの対処法とか、実に緻密に調べて、無理のない展開になっています。 そのほかにも、花町の細かいルールや、着物の着こなし、街中の公衆トイレまで出てくるという周到ぶり。 へんな時代物のテレビドラマや映画よりよーっぽどためになりますです。 こないだ生理でおなかいたーいといっていたら、息子に「お馬ですか?」とも聞かれてしまいました。 なんか沖田さんに心配してもらってるおせいちゃんの気分です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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かぜひかるーー♪♪
おせいちゃん可愛いですよね~~~ そうなんだ、同性愛がいまよりもゆるかったんだ? しらなんだー。 あ、でもお坊さんに少年がついたりしてたんだもんね。 「お馬ですか?」にはほのぼの笑いましたw (2007年11月23日 22時52分59秒)
毎日ミナコさん
>かぜひかるーー♪♪ >おせいちゃん可愛いですよね~~~ ★ミナコさんも読んだのですか? 人気作なんですねー。やっぱし。 >そうなんだ、同性愛がいまよりもゆるかったんだ? >しらなんだー。 >あ、でもお坊さんに少年がついたりしてたんだもんね。 ★そう。奥さんはもらうけど、それとは別に主従関係と恋愛が一緒って感じしますね。昔の本読んでると。恋人がそのまま部下になる感じ。ほんとかな。 >「お馬ですか?」にはほのぼの笑いましたw ★男の子に口じゃ説明できないけど、ちょうどいい勉強になったかなーと思って。ふふふ。 (2007年11月24日 07時29分48秒)
風光る、よく調べられていて面白いですよね
少女漫画の王道的展開もありで読みやすい歴史を扱った少女漫画でも良作だと思います ただ、あなたの褒めるためにいちいち他の何かを比較しそれを下げる書き方は不愉快でした そんなことをしなくても素晴らしいものを語れることに気付いてもらえたらうれしいです (2019年07月03日 13時01分23秒)
あかぎさんへ
コメントありがとうございます。 読み直してみましたが、指摘されるほどの比較をしているとは思えません。 『風光る』を必要以上に持ち上げる気もないし、 話のついでに、普段不快に思っていることを書いただけですが、 文章をどう感じてどう読み取るかは、 人によっても違うので何とも言えません。 ただ、ネットのブロガーが全員あなたが不愉快を感じないように記事を書くなんて不可能ですし、ネットを読むうえで、不愉快に感じる記事に出会う可能性は必ずあるのではありませんか。 私は私のブログで私の思うことを好きなように書いているだけですし、読むことを誰にも強制しているわけでもありません。 不愉快なときはスルーしといてください。 ちなみに、この後の「風光る」は、飽きちゃって読んでいないんですよねえ。 (2019年07月05日 17時58分15秒) |
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