カテゴリ:高校生の話
国立大学の前期後期という受験システムはきついです。いままでヒトゴトと思って聞いていた時はなにもわからなかったのですが、いざ自分たちがそれにかかわってみると、そのきついこときついこと。物理的にも、精神的にも。 なにしろ、1月19日のセンター受験を出発点とする受験RUN。私大受験もあって、これはもうどう考えても、国立二次前期試験の2月25,26日までで、精も根もつきはてる…という感じです。息子は「前期試験のあとも後期試験のための勉強をがんばる」と言っていたのですが、私は、どうにも「後期試験はもういいや」と思っていました。 もうそこまでしか、精神力も体力も続かないだろうと最初から思っていたからです。それは、実際には受験はしないあくまでフォローの立場にいるはずの私にとってもきついだろうということと、後期試験は難しいので、合格の可能性も激減するだろうなということ。幸か、不幸かとりあえず、足きりにはならなかったので、後期の勉強をしないわけにもいかないというループのど真ん中です。 日程的にも、過酷です。二次前期の発表が3月の10日。二次後期の試験が12、13日。落ちたことがわかってからでは勉強がまにあわない。で、前期試験のあと、受かってるか落ちてるかわからない状況での後期に向けての勉強をしないとならない。すごく過酷で「もしかしてうかってるかも」と思うとモチベーションはあがらないし、でも、実際にはほとんどはボーダーライン上なんだから、やっぱり、勉強しとかないとならない。でも、科目数が少ないから飽きるんです。結局ほとんどの受験生が気合のはいらないまま、中途半端の勉強をしつつ、生殺しのような二週間を送る。他の私大でも、発表まではせいぜい一週間くらいなんだけど、国立大学はほとんどが記述問題で、それをていねいにていねいに採点するのでかるく二週間はかかるのでしょうか。 T大は、独立行政法人化によって、前期後期に分けて試験しなければならないという国立大学の呪縛からさっそく脱却するべく、今年から後期の人数枠を激減させたし、それに続く国立大学も来年以降どんどん人数枠を前期にシフトしてるみたいだし、後期をやめるところも増えてるみたいだし。国立もどんどん変わっていくようですが。だって後期はほんとにしんどいぞー。意味ないし。 とにかくその地獄のような長い長い二週間を終えて昨日やっと、発表日でした。 合格でした。 でも、でも、つかれましたよお~~~。一緒にいった私はもう年のせいと連日の緊張した毎日と、風邪と寒さによる過労でよれよれでした。 もうこんなに体調悪いのに、さらに今週また「受験のための弁当を作るのはいやだあ」と思っていたので、もう後期試験は受けずにすんだと分かって私はとーっても、うれしいです。受験勉強から開放された息子は、疲れもなく、今朝も早くから起きて、いままで我慢していたパソコンの戦争シミュレーションゲームや将棋をして遊んでいました。それから、学生証に貼るための写真を撮りに行きました。 これで我が家の受験はおしまいです。三年後の娘の大学受験ははたしてどうなることやら。女の子なので、ほんとにどこでも、いいんです。ひっかかりさえすれば。だから、気楽。もう、ダブル受験じゃないし。 みなさまほんとにほんとにありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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