カテゴリ:まんが
『キャリアこぎつねきんのもり』の続編です。「きんのもり」の一巻では、四歳だったわらしちゃんは、とうと小学生になりました。すごいです。この話そんなに私は好きなわけじゃないんだけど、でも、わらしちゃんがかわいいという、それだけで読み続けています。というか、作者の石井先生が好きなので、このセンセイの作品は本屋でみたら、即買いなので、中身チェックなんてしないもん。 わらしちゃんなんと、小学校お受験してます。私立小学校なんて好きじゃないけど、まあ、このお話の場合は、主人公早歩さんの勤めているホテルに近いので、学校終わったら、バスでわらしちゃんがホテルに帰れるからという選択なので、ま、そういう選択もあるんですね。 でも、このお受験シーンがなかなか面白かったです。読んでいて、うちの息子も筑波大付属くらい受けてもよかったかもしれないと、思ってしまいました。おもしろそう。筑付なら、国立だから、安いし。でも、あそこは、中学、高校と上がるための内部進学にきびしい成績チェックがあるので、大変そう。ほかも、私立によっては、小学校受験では、むずかしいのに、上にいくほど、レベルや偏差値のたいしたことのない学校になっていくところもありなのでねえ。 それにしても、学力なんて、はかれないし、私立小学校っていったい、どうやって、選考するのでしょう。やはり、面接で、いかにもお金ありそうな家からえらぶとか? 面接ってたぶん、やくざかどうかとか、危ない世界の人かどうかとかも、チェックしてそう。親の中には、いかにも、品のない人たちもいるし、この人若い頃は、ギャルだったのかなとか、そういう人もいるからねぇ。あ、こんなこと書くと、差別とか、いろいろクレームのコメントがきそうで怖い。 ただね。公立小って、おとなになったら絶対かかわらないような世界の人の子どもたちとかとも、同じ教室で、関わってかなきゃならないから。貧乏人や、危ないひとたちと、うちのかわいい子どもを接点もたせたくないと、思えば、私立入れるのでしょう。お金のある家はいいなぁ。 でももちろん、うちの子達は、公立小で、問題なく、成長させていただきました。はい。 話がそれました。人に顔をみせるのもいやなほど、心に傷をもっていたはずのわらしちゃんが、いつのまにこんなにタフになったのでしょう。びっくりです。やはり、ホテルの保育室って、子どもながらにいろんな子どもたちとオープンに接している場所。子どものうちからいろんな人たちとかかわることのできるオープンな場所で育ててもらえるって、すごくラッキーなことだし、子どもにもいいことなんですね。うらやましい。 日本は働かないかぎり、保育に預けるってできないからなぁ。その保育所自体不足してて、問題になってますからね。 しかし、中盤で早歩さんがわらしちゃんの人間関係で悩んだ時の十川さんのセリフ。 「人に好かれるように生きる学校生活は生き地獄ですよ。」 つて、うーん。すごい。この巻の中ですごくインパクトありました。 私もほとんど人の機嫌をとるような行動のできない人間なので、もう少し他人の機嫌とるような行動とればもっとラクなんじゃとかずーっと、思っていたけど、そうでもないのかぁ。うちの母親なんか会うたんびにいかに他人の機嫌をとって、うまく立ち回ることが大事かをえんえんと説教してくれますが、聴いてる私はもう、しらけるばっかり。めんどくさいから、だまって聞き流してますが。 ま、だいたい自分の行動の基準を他人の機嫌取りにおいてたら、どうにもなんないものねえ。人の機嫌や価値観なんて、人によっても違うし、その時の気分や体調や都合でも変わるし、あくまでこっち側の想像でしか予測できないことを基準に動くなんて、…不可能です。 それにしても、十川さん。早歩さんのこと、好きだったんですね。それを思うと早歩さんの言動はある意味とっても残酷ですが、それがまた、たまらなくよかったりするのかもしれないし、はらはらしながらも、もしかしてたのしいのか? いえいえ。ほんとに最後には、二人がくっついてほしいなと、読者としては、心待ちにしつつ、ずーっと読んでます。 この二人がカップルになりそうなのは、「きんのもり」の最初から想像はつくんだけど、最近の漫画ってたまに読者の期待を裏切ることがあるからね。 早歩さん。自分の産んだわけでもない子をここまで必死に育てていて、偉いです。早歩さんの場合は、恋愛と結婚すっとばして、いきなり子育てですからねぇ。今の私は、息子がかわいいながらも、早くでてかないかなあとか、時々考えることアルもので。ははははははは。子育てって自分の子でもたいへんですからねえ。 ま、子どもが成人したら、そう思うのは、ふつうのことですが。 いるとうざいけど、いないと、さびしい。矛盾だらけ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月19日 08時39分11秒
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