技術面での採点でも問題のあるフィギア
二つ前の日記は、「フィギアに難しい技が必要か否か?」という題名で投稿していますそれには、フィギアは他のスポーツのように結果がはっきりしている競技とは違って、個人の感性や文化、お国柄で評価が分かれてしまう「芸術」という要素を持っているから判定が難しいのだろうし、また、芸術的側面を抜きにして技や技術だけの採点になると、(点の取れるスピンだけの応酬になり)画一化されてきて面白みがなくなり、そうした事を私だけではなく審査員も感じていて今回のオリンピックでノーミス(?)で高度な技をやるとげたロシアの選手が下位になってしまったのでは?と感じた事や、また、高度な技を披露したからといってそれではノーミスで滑った選手より採点が高くなってしまっては、最後まで滑りきるという努力を軽んじる結果を生むのではないか?と考えましてそのような内容を書いていますそれで、今日、男子フィギア同様に、そうした事が問題に挙げられている女子フィギアの方で、キム・ヨナ選手を批判する書き込みがあった「2ちゃんねる」という巨大な掲示板が韓国からサイバーテロを受けたとあってフィギアの採点についての遺恨の深さを感じました私としては、いくら高度な技を出したといっても、日本側の浅田選手の、二回のミスは誰の目からも明らかであるし、もうちょっと、芸術面に目を向けて、キム・ヨナ選手の演技について等の総合的な部分で冷静に見られないものだろうか?と思うところで、前回のオリンピックで、芸術面にこだわり、採点の出ないイナバウワーを披露して賞賛されている荒川選手の事がある日本で、今回は、何故に、こうも、芸術的、演技力の側面ではなく技術面にばかりこだわって、採点を非難するのか?不思議でたまりませんでしたが、検索してみると、今回のオリンピックで、キム・ヨナ選手も回転不足があったとする話があり、そういう側面からも、相手を叩いているようですそれにしても、フィギアスケートキム・ヨナ選手の回転不足以前から、2008年に「ダウングレード判定」というものが出来、「トリプルルッツ」のようなスピンジャンプを長け続けに行う技の採点で、周りでみている人が見ていて、多少回転不足には見えるけれど、大したミスではないといった縁起が明らかに二回目のスピンでこけてかなりのミスをしてる演技よりも採点が低くなる事があるのだそうです・・・フィギアスケートは、曖昧で、個々の感性にゆだねられてしまい点をつけにくい芸術面がある競技という事も、さる事ながら、スピンの回転不足の判定ですらジャッジの目から見た採点は、公正さを欠いているようでありますそんなわけで、スピンの回転についてや難易度の高い技に対する得点の見直しはもちろん難易度の高い技を繰り広げたからといって、誰の目から見てもミスをしているのに、ノーミスで滑りきった選手が負けてしまっては不公平さを感じるので、ノーミスポイントをつけるとか、査員側の目線にカメラを置き写した映像で、ビデオ判定をするとか、採点方式を、4回転3回転やトリプルアクセルの採点振りわけの見直しだけに絞らず、根本から見直さないと、説明をした上で納得がいく採点って無理みたいですね追記です芸術面について説明するのにイナバウワーを例えで上げたのですが、オリンピックで、キム・ヨナ選手が演技しなかった事を例えに上げると、「イナバウワーしなかったし関係ないじゃん」といわれるので、たけし監督も、キム・ヨナの演技力を認めているという事を芸術面の一つで付け足しますこれを書くと、なんか浅田選手の演技力がなかったみたいな言葉で嫌だったから、遠まわしに芸術面として広くとらえて、イナバウワーを例えで書いていたのですが、重箱の隅をつつく人が多いので・・・