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カテゴリ:音楽
ヴァン・ヘイレンの再結成 いつもご愛読いただきありがとうございます。 ヴァン・ヘイレンって何? とお思いのかた、申し訳ありません。いつもの固いM&Aなどと180度変わり、これは米国のハードロックバンドです。70年代後半から主に80年代から90年代半ばまでが全盛期でしょうか。 つまり、私の学生時代と重なります。実はロックファンでして(楽器は弾けませんが)、好きなバンドの一つでした。 さすがに、ここ数年は動向を知りませんでしたが、YAHOOの記事を偶然発見しました。 すこしヴァン・ヘイレンをご紹介。 オリジナルメンバーは以下の4人 エディ・ヴァン・ヘイレン(ギター)、アレックス・ヴァン・ヘイレン(ドラム、2人は兄弟です。エディが兄)、マイケル・アンソニー(ベース)そしてヴォーカルのデビット・リー・ロス これがオリジナルメンバー 1978年:1月シングル「You really got me」でデビュー 同年2月:アルバム「炎の導火線」発表 1979年4月:2枚目のアルバム「伝説の爆撃機」発表 と順調にステップアップをし、現在KDDIのCMでおなじみとなった「JUMP」を1984年に発表、大ヒットとなる。これだ! http://www.youtube.com/watch?v=8e-vgQSqNtA その後、初代ヴォーカリスト、デビット・リー・ロスが脱退。サミー・ヘイガーが加入。 この頃より出すアルバムが全て全米NO1を記録する大スターとなる。 1986年の「5150」、1988年の「OU8180」、1991年「FUXK」、1993年:ライブアルバム「Right here, Right now」を発表(これは1位にならず)、そして1995年「Balance」である。 (注:私はアメリカに約1年程度ですが、いました。全米1位というのはすごいことで、四六時中、その音楽が鳴っているようなイメージとお思い下さい。) 全盛期時代「OU8180」のジャケット
しかし、1996年、サミー・ヘイガーが脱退してからすこしおかしくなってしまう。同年発表したベストアルバムに、デビット・リー・ロスが復活したかと思えば、ベストアルバムだけの参加に留まり、バンドは別のヴオーカルを採用。しかし彼も1999年に脱退。 その後バンドは解散状態に近い存在となってしまった。 2004年に今度はサミー・ヘイガーが復帰したものの、わずか1年で再度脱退。 2007年:ロックの殿堂入りを果たしました。 そして2007年8月、今回、また、デビット・リー・ロスが復帰して、ツアーを行うと発表されています。 しかし、オリジナルメンバーの一人、アンソニーというベーシストは脱退、変わりにヴォルフガング・ヴァン・ヘイレンが努めます。これはエディ・ヴァン・ヘイレンの息子だそうです。 つまり、デビット以外は親子兄弟ということになりますね。 このバンドの特徴はエディ・ヴァン・ヘイレンのギター、「ライトハンド奏法」にあります。しかし、彼はキーボードの取組にも積極的で、「JUMP」には相当キーボード色が濃く、ロックファンのみならずポップファンの支持も得た。 小林勝也DJに言わせれば、「ロックの商業化の80年代」の先頭を切っていたバンドであると思われます(出すアルバムが4枚連続で1位というのはほぼ10年以上ナンバーワンを誇るということで、栄枯盛衰の激しいロック界では偉業です)。 ただし、このバンド、真髄のロックファンに言わせると、エディのギターまたはアレックスの激しいドラムが売りなんですが、どうしてもバンドってヴォーカルが目立ってしまいます。 初代デビットは金髪長髪をなびかせ、それでいてマッチョでいかにもカリフォルニアといわんばかりの能天気さと派手さが売りで、アメリカン・ロッカーに特有のセックスアピール満点で、人気が上昇していましたが、エディと衝突(一説にはデビットがキーボード路線に異を唱えたとする向きもある)、し、追放される。これは人気絶頂のバンドで大きな事件としてMTVなどは取り上げていました(あのマイケル富岡が超2枚目を演じていた頃ですね)。
その後、結構硬派のサミー・ヘイガーをヴォーカルに向かえ、デビット脱退のごたごたを乗り越え、バンドは絶頂期に突入します。 サミー、ちょっとおっさんですね。 エディはキーボードにかなりはまり込んでしまいましたが、サミーもギターが出来るため、これをカバーし、また、サミーの硬派ヴォーカルで締まった感のあるサウンドで全米・世界を興奮の坩堝と導いていきました。 私もこの頃の「OU8180」、「FUCK」、「Right here, Right now」あたりか、「伝説の爆撃機」、「Fair Warninng」あたりが好きですね。 しかし、サミーもエディと衝突。脱退してしまいます。 その後はベストアルバムでお茶を濁したり、精鋭を欠きます。 ここのバンドはエディのワンマンバンドで、ヴォーカルが目立つとエディに嫌われる傾向があります。しかし、バンドである以上、ヴォーカルは必須で、ヴォーカルがフロントマンであるバンドは澤山あります。 エディ・ヴァン・ヘイレン、ギターの写真見つからず ファンとしてはU2のような安定したメンバーで安定的に活躍してくれることを願いますが、まあ、優等生がハードロックってなかなか継続しませんね(ガンズ&ローゼス然り)。ボンジョビとかU2は例外的ですね。ローリングストーンズは90年代以降は「継続こそ力なり」って感じがします。健在でいることが、何よりというか。 話がそれましたが、今回の再結成が一時的なものか、永続的なものか不明ですが(前者でしょうね)エディは一説によるとリハビリ施設にいるという情報もあり、健康不安説がある(がんの手術の経験あり)ため、本当に最後のライブだとすれば、ファン必見ですね。デビットも52歳だそうですから。能天気に「Going Crazy」と歌っていましたが、月日は早いものです。 商業的には大成功を収めたはずのバンド、復活はうれしいのですが、Kissのように、小遣い稼ぎのような復活(新曲がなく、ツアーを敢行するのみ)はあまり好きではありません(Kissは好きなんですが)。 しかし、やはり聞きたい気がする。「PANAMA」は聞けそうだが、「POUNDCAKE」はやってくれるのだろうか(サミーのヴォーカル。あの電気鋸のようなイントロがいい)。え?新曲を聴きたいのじゃないのかって? PANAMA http://www.youtube.com/watch?v=gX2CyIH_ebE POUNDCAKE http://www.youtube.com/watch?v=RD8XDgVe2EU この辺を聞き比べてみてください。POUNDCAKEのほうが大人っぽく感じますね。 「カリフォルニア・ロック」は60年代のビーチボーイズで開花。 しかし、70年代のイーグルス、「ホテルカリフォルニア」で大人のバラードのイメージ。 80年代のVan Halen のJampやPanamaでショーマンシップも前面に打ち出した。MTV全盛時代でもありましたが。 では。本当はブリティッシュ・ロックの方が良く聞いていたのですが今回はこれまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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