インターバル速歩 ウォーキング法
健康に良いウォーキング法「老化は足から」と言われる。ウォーキングに取り組む中高年も多いが、ただ長く歩けばよいというものではないらしい。ヨミドクターより信州大教授(スポーツ医科学)の能勢博さんは、健康によいとされる「1日1万歩」を5か月間続ける人と、特別な運動をしない人の健康状態や体力を比較調査したという。両グループの健康状態に明らかな差は認められなかった、と。「1万歩を稼ぐには1時間半以上かかる。長続きしない人も多い」と。そこで、能勢さんは1日30分で効果がある、「インターバル速歩」を考案。ややきついと感じる速歩きと、楽なゆっくり歩きを3分間ずつ1日5セット、週4日以上を目安に行うのだという。一度に5セットできない場合は、朝昼晩などに分ける。ややきつい運動には、体力をつける効果があり、インターバル速歩を5か月間続けると、筋力と持久力が平均10%向上した。高血圧や高血糖、肥満などは平均10%改善するという。能勢博さんは、「インターバル速歩は、関節痛やうつ症状の改善にも効果がある。医療費の抑制にもつながる。ぜひ習慣づけてほしい」と。☆能勢 博 信州大教授(スポーツ医科学)京都府立医科大学 卒 医学博士1985-1988 , 米国Yale大学医学部John B. Pierce研究所博士研究員(留学歴)大学院医学系研究科・加齢適応医科学系専攻・スポーツ医科学分野 教授京都府立医科大学第一生理学教室勤務 教授医学部付属加齢適応研究センター・スポーツ医学分野 教授1992 受賞学術賞, 青蓮賞(京都府立医科大学学友会研究奨励賞)・研究職歴以外の職歴2004- , NPO法人熟年体育大学リサーチセンター・理事長病気と病医院