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カテゴリ:いま生活者の求めるもの
趣味の世界は典型的な「よこマズロー」の世界だ。 ビジネスの世界も、古くは木下藤吉郎が信長に取り立てられたように、「水平視点」によるビジネス革新が歴史上、たびたび起きていると考えるべきだろう(仮説・・・今後、検証予定)。 銀座のママさんが語る現代の出世する経営者像も「よこ」的な人物像に合致する分け隔てのない人たちらしい。
趣味の世界ならいざしらず、なぜビジネス本流の世界でも「よこマズロー」がキーになるのか?
これは日本の誇る経営学の権威、野中郁次郎先生が昔からとなえていらっしゃる「インフォーマル」な世界そのものではないかと思う。 野中先生によれば、情報のサイクルにはフォーマルとインフォーマルがあり、実は後者がビジネスの成功を支配しているという。 日本的に言うと、本音と建前だ。
私もかつて日本の典型的な大企業に就職して、13年勤めたあとコンサルタントに転職したが、いまだに分らないことがあった。 「新入社員研修で、夜な夜な行われる同期の間の飲み会をどうして人事部は黙認、というより奨励していたのか・・・・?」 その答えが今わかった気がする。(セオリー的に、という意味で)
つまり、建前だけで勝負しても誰も動かない。 私は、けっして「腹芸」を奨励しているわけではない。 しかし、ビジネスの世界も本音、つまり「心のありよう」を共有しないと前に進まないということのようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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