第61回いちの会 関係性(2)
5月18日に行いました「いおり いちの会」。今回は機器のトラブルでDVDでの配信が出来なくなってしまいましたので、当日の内容を何回かに分けて書き記しています。 自分の心身に起きていることは、自分と繋がっている、ありとあらゆるものとの関係性の上で起きています。 たとえば月の満ち欠けと、女性の生理周期や動物界の産卵時期などの関係は広く知られている事柄です。遠く離れた月や太陽と、私たちの心身は繋がっているのです。 そのような視点に立つと、ひとりの人間の身体と精神の状態は自分でありながら、自分以外のものの影響で起きていることでもあります。 私たちの観念や価値観、意識は、生まれ育った外部の環境から受け継いだものです。 今、自分が見ている世界がどのように映っているのかは、その受け継いだ観念や価値観、意識状態によります。 しかし、身体の良し悪しといった状態もまた、目の前の現実がどのように映っているのかに、大きく影響することを忘れてはなりません。 たとえば、飲食の不適切でお腹の調子を崩し、お腹が張ったような感じで排便もすっきりとしない。なにかモヤモヤとして不快感を感じていると、そのモヤモヤとしたすっきりとしない不快感と、目の前の世界が重なって心に映るのです。 つまり、身体感覚が直面している現実世界の印象と結び付いて目に映るのです。 身体の調子が悪いと、現実世界もまた面白くない・辛いものと感じてしまうのです。 精神世界の人は、身体が心に状態に影響する視点がすっぽりと抜け落ちており、医学世界の人は、精神状態が身体影響するという視点が同じく抜け落ちているのです。 『心身一如』 心と身体はひとつのものであることを端的に述べた言葉です。 自分の心と身体に起きていることを知るには、まずはじっくりと自分の身体と心を感じてみること。 そのためには、瞑想と呼吸法が最適です。 瞑想と呼吸法は、費用がかからず簡易で場所を選ばす、しかも確実に効果が現れます。 これまで、便秘や肩こり、腰痛などの不快症状が無くなった。ぐっすりと眠れて朝が気持ちよくなった。自分のパターンに気づいて少しずつ行動や反応を変えて行くことが出来たとおっしゃる方は、たくさんおられます。