流行というバブル
健康・食べ物・レジャー・旅行・スピリチュアル。次々と循環しながら現れては消え、消えては現れる。 東洋医学も、その例外ではない。 低俗としか思えないような、誰にでも簡単に受け入れてもらえるテーマを次々と循環させ、目先だけを変えて世間を幻惑する。 それに便乗して、数多くのペテン師や東洋医学を語る、にわか仕立ての治療家も雨後のたけのこのように現れる。 自己努力・根気のいる作業・地味で質素な生活を勧めるものなど、内省的で努力の必要なものは、一顧だにされない現代。 安易でインスタントな開運グッズやお守り・護符、健康食品や健康法を煽りたててブームになり、仕掛け役のマスコミ・出版社、それに連なる人たちが一服すると、次の目先に誘導する。 来り返し来り返し、循環しながら巡って来るこの仕掛けられたブームと、それに乗り遅れまいという人たち。 もうちょっと、賢くなってもいいんじゃないかと思う。 豊かさ・健康・充実・安心・喜び・・・ お金を出して、相手に何かをしてもらうことでしか、手に入らないと思ってませんか? 電車内で、人工授精の広告とか、よく目にするけど、妊娠・出産ってそんなに難しくって危険なものなの? だったら、野生の動物の方がよほど進化してることになる。 自分で生きるより、何かにコントロールされてる方が、オートマチックな人生を送ることが出来るのは確かですね。 あっという間に人生は過ぎ、バブルは必ずはじけ、また生じる。