JE2LUZ・熊野

　今、お米の産地偽装のニュースが大きく報じられています。
　いつも書きますが、まるでこの会社がものすごく悪いと言うためなのか、つい少し前にあった、同じ米の産地偽装のことは触れずに報道していますね。
　逮捕された社長のコメント…『こんなの町の中に一杯ありますよ…』
　これは正しいはずです。
　前回の魚沼産コシヒカリに端を発した産地偽装問題も結局はうやむやで済ませてしまっていますからね。
　大々的に報じられても、ぜんぜん改善されずにやっているこうした会社の方が悪いはずなのですが…
　自社の取材でもないのに・・・『新たに分かりました！』とか・・・時間をずらしてほとんどの局のインタビューに応じているのに、『わが社の単独インタビューで・・・』とかやるのと同じセンスなのでしょうね。　物事の本質を抜きにして、何とかショー的に盛り上げようとか…
　底の浅いキャスターと、いい加減なディスクの作り出すニュース番組…
　この国はどこへ行くのでしょうね。

　お米、豚肉、牛肉・・・みんな産地偽装です。
　そもそも、産地が偽装されるのはマスコミなんかがやたらと産地を『ブランド』としてはやし立てるからです。
　そして、消費者も自分の舌よりも書いてある『ブランド』をありがたがる…
　やらせの番組にしても、『スーパーの切り身の塩ジャケ』と『幻のケイジ』を目隠しで食べたら分からない…『数百円のワイン』と『数万円のワイン』が区別できない…
　所詮はその程度なのです。
　だから、延々と偽装してもばれないのです。

　そもそも、ほんの少し前まではそんな『ブランド米』なんてありませんでしたよね。
　牛肉でも『松阪牛』『神戸牛』くらいはあっても『飛騨牛』『米沢牛』『熊野牛』・・・そんなの無かったですよね。

　バーバリーの偽物も捕まったとか…
　本物も分からないのが、その辺で売っているのを喜んで買うからこんなのが横行するのです。『お買い得だった…』なんて喜んでね…
　根は同じです。
　馬鹿な消費者を作り出すマスコミ、まんまと乗る庶民、ばれてもいい加減な報道でお茶を濁してしまうマスコミ…
　マスコミさんにもかなりの責任があると思うのですがね…

　私はお金が無いのでブランド米は買いません。牛はオーストラリアです。
　似合わないからブランドは着ません。
　ああ、カメラだけは一応一流品ですかね。これにも偽物があるんですよ。『ライカ』なんてのにはね。日本では高く売れますから…
　間違いました…今は日本のメーカーが堂々とドイツの名門カメラの名前を使って作ってカメラを売っています。もちろん新品です。また、それをありがたがっているカメラマニアがたくさん居ます。
　これも根は同じですね。


↑↑よろしければ一日一回ポチッと押してください