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カテゴリ:混在
ここでよく取り上げるものですが、ここ木本町は昔から高波や津波に襲われた記録が一杯あるところです。
一人の人生では何度もあることでも無いのですが、いったん起きたら大事です。 そのために木本という町はその時代時代に出来る対策を講じてきました。 古い堤防は低かったですが砂利浜を掘り下げてうんと下から石垣を積み上げてありました。 人力で砂利浜を掘り下げるのは大変だったと思いますが、かなり深く入っているらしく、私はその根を見たことはありません。 伊勢湾の前、伊勢湾の後、そして今の新堤防と沖の潜堤・・・これが今できる最高レベルの対策まで仕上げました。 先日も浜に面して住んでいる人から。「台風でも堤防に波が当たらんようになって安心やわあ」と、言ってもらいました。 気がつかない人がほとんどですが、これによって木本は高波からはほぼ守られるでしょう。 そして、内側と外側の階段の整備で一応浜に出られる道は確保したので、ゲートを常時閉鎖に踏み切りました。 台風は予測できますが津波は予測できませんから、全国のこうしたゲートはほとんど閉鎖されており、七里御浜では木本だけが「入り浜権」みたいな感じで近年まで開いていたのです。 堤防完成で半分閉鎖、階段完成で全面閉鎖になり、花火などの行事のある時や魚屋さんの仕事の時は開きますが、基本的には意味も無く開ける人はほとんど居ません。 これは木本祭りの時に開けられたままになっていたもので、今日、私が閉めました。 この稲荷神社前のゲート周辺には民家が少ないのです。 だから、開いているゲートを気にする人も居ないのでしょうね。 親地町の漁業用の1番ゲートから始まってこれが一番南の9番ゲートです。 親地町の1番2番は仕事上開くこともあります。 3番は干物屋さんがシーズン中仕事の時に開きます。 4~9番はほぼいつも閉まっています。 地震から最短4分とか言われる津波第一波までに、開いているゲートを閉めることは不可能です。 それだけに地元の人は用の無い解放はしません。 残念ながら祭りに開けたのも「木本の人」なのだと思いますし、あいていて怖いのはこのゲートの近所の人のはずなのですが・・・ 花火の時期でも私が締めて回りますが、いつまでも私も生きているわけでもないし・・・ 困ったことなんですけどねえ・・・ こういう注意書きもすべてのゲートに貼ってあるのですけどね。 この先の有馬堤防も完成し、すべて常時閉鎖になっています。 ちょっとした油断の時に津波が来るかもしれませんから、よろしくお願いいたします。 三重県ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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