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2015年06月28日
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二宮尊徳は「日本が富裕化したならば他国にも推譲して世界の繁栄に資するこを主張した」
大藤修氏は『近世の村と生活文化』において「尊徳は、特定領域の復興のみをめざしたのではなく、そこでの仕法による生産力向上の成果を他領にも「推譲」させて荒地を次々と開墾し、もって日本全体の「興国安民」を実現せんとしていた。のみならず、日本が富裕化したならば他国にも「推譲」して世界の繁栄に資することさえ主張している」とされる。(同書56ページ)「青木村治績」(第二集)においても「相報いるに徳をもってし、父母を養い、その郷党を善くし、内睦まじくして外親しみ、これを国中に達するのみ」とし、「邦家を治むるにいまだ一戸よりせざる者あらず」とした。(同集292ページ)尊徳は仕法を桜町領から初めて他領に適用した青木村仕法の当初から、報徳の教義の普遍性を確信し、国中に報徳の仕法を達成することを期していたのである。
鈴木藤三郎は、「荒地を開くに荒地の力をもってする」を、分度推譲を積極に行う意味と考え、実業に試験したいと、家業の菓子製造業に応用し、5年間を一期として実行し、売上は約9倍、資本金は4倍以上になった。藤三郎は「世の中に広く行われる事業に応用したい」と考え、菓子業に縁のある製糖事業に応用し、砂糖王と称されるようになった。「この報徳の分度推譲の法を事業の大小を問わず、一般の実業に行えば、いかなる事業でも発展しないことはない。欧米各国との商戦においても負けることはない。実業家が分度を立てて従業員の奨励、教育、機械の改良など行い、年々推譲するならばいかなる産業でも発達する」とした。(「分度推譲論」『報徳産業革命の人』所収)鈴木藤三郎は、「報徳全書」を今市の報徳二宮神社に奉納した願文において「報徳の教えは洋の東西を問わない」普遍的なものとし、この教えを「広く天下に普及」することを祈願した。





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最終更新日  2015年06月29日 01時21分09秒



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