ベイビーステップの多くの舞台は「STC」というスポーツクラブだ。

実際のモデルは「SSC」 で、「氷菓」といい、最近の漫画は現実の風景をそっくり模して、

それがアニメがヒットすると「聖地巡礼」の舞台ともなる。

第19話

 から　エイちゃんの　プロ育成メニューがはじまる。

コーチ「最初は肉体改造だ！」 

　　　「乗り越えてくれると信じているぞ」 

 エイちゃん「そんなにきついのか」

コーチ「じゃあ、フォア、バック交互に行くから交互にとるように」 

 エイちゃん「なんて角度だ！全力ぎりぎりで届く距離、きつい！」

 コーチ「はい、20秒休憩！今ので40秒、無酸素運動で40秒動き続けるのは、プロでもきつい。」

　　　「練習はこのテンポで続くから」 

 エイちゃん「そういうことか」

　　　　　「時間にも意味があったんだ！あとでノートにも書いておこう。」  

 コーチ「よし、20秒休憩。今ので2回。これを15回まで続けるからな。」 

 エイちゃん「１５回・・・」

 コーチ「これは2回分のゲーム数というわけだ。そのあと、90秒休憩。これはコートチェンジの休憩だ。まずはこれを3セット。つまり6ゲーム分やってみよう。」

 エイちゃん「ちょっと待って、15回３セット、つまり45回。2回でもこんなに苦しいのに。」

 コーチ「よし、20秒たった、いくぞ」

こうして地獄の特訓が続く。

「ベイビーステップ」 が昔のスポコン漫画と異なるのは、現代の科学的トレーニング法がとりいれられていることで、テニスのバイブルといわれるゆえんでもある。

 2017年11月8日（水） 午後7:00～午後7:50

ぼくらはマンガで強くなった「歩み続けろ、世界の頂点へ！　テニス新時代」

「ぼくらはマンガで強くなった」は、スポーツマンガとアスリートの熱い絆に迫る新感覚番組。今回のテーマはテニス。大ヒットマンガ「ＢＡＢＹ　ＳＴＥＰＳ」を取り上げる。

 ▽錦織圭の活躍で注目を浴びる日本テニスの最前線を取材▽マンガ「BABY STEPS（ベイビーステップ）」の人気で、プロ選手を目指す若者が急増▽作者・勝木光をテレビ初取材、知られざる創作の秘密が明かされる▽注目の女子プロ若手の日比野菜緒もマンガに学んでいた！？▽日本テニスの黄金期を築いた沢松奈生子が絶賛するテニス上達テクニック▽マンガ「エースをねらえ！」感動秘話▽声・ナレーション:村田太志、寿美菜子

 杉山愛：自分の出発点を思い出すような努力と分析! こんなテニス少年に会ってみたい!

漫画『ベイビーステップ』の作者、勝木光先生にインタビュー！

 ――『ベイビーステップ』の主人公、エーちゃんがノートを使用することで、だんだんテニスが上達していくのですが、さすが成績がいつもオールAのエーちゃんノート、すごくきれいで感動しました。どうしてキャンパスノートを採用していただいたのですか？

勝木先生：まずは、エーちゃんの“まじめ”なキャラクターを表すのに、一番わかりやすそうなノートというアイテムを使いたかったんですよね。

そして、中高生にとって、ノートと言ったら「キャンパスノート」というイメージがずっとあったので、キャンパスノートを使うことにしました。もちろん自分も使っていましたしね。漫画の中で“ザ・ノート”という存在感のあるものを使いたかったので、キャンパスノートがぴったりかなと。

――先生はキャンパスノートをどのように使っていたのですか？

勝木先生：普通に授業で使っていましたし、漫画を描くのにも使っていました。ちなみに漫画は縦書きなので、めくりが逆になるため、ノートの反対側から描いていました。

 ――中高生へのメッセージをお願いします！

勝木先生：学校の先生とか友だちとか、自分とは違う価値観の人たちと出会ったおかげで、物事を広い視野で見られるようになって、それが漫画にも生かされていると思います。将来どんな仕事をするにしても、中高生のうちになるべく多くの人に会って、たくさんの人の意見を聞いて欲しいなと思います。