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2018年04月25日
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森町のOさん、『廣井勇と青山士』を10冊送ってもらった。

「せっせと大学図書館等へ寄贈していたら、「ボーイズ・ビー・アンビシャス第4集 廣井勇と青山士」手元になくなってしまいました。とても助かります。

一緒に詰めていただいた静岡新聞を広げて読んでいます。
地域版がとても面白いですね。

2018年4月19日(木曜日)中東遠

「茶の町」初取引活気 
 森町茶業センターで18日、初取引が行われ、2017年より7日早く茶どころに本格的な新茶シーズンが到来した。入札方式で茶商と生産者が取引した。(略)
 JA遠州中央町茶業部の竹内安彦部会長は「遠州森の茶を広くPRするため団結しよう」と言葉に力を込め、
町茶商組合の島謙造組合長は「小京都の景観となどとともに、森町の茶業の文化的価値を高めていく」と強調した。

同じ紙面の「途上国の学習支援復興への思い語る」の記事も目に留まりました。

「掛川市の掛川西高出身で発展途上国の学習支援に取り組むNPO法人『e-Education』代表三輪開人さんが18日、同校で講演し、貧困やテロの克服に挑む若者たちの様子を語った。全校生徒約970人が聴講した。
 三輪さんは大学在学中からバングラデシュで映像技術を活用した学習環境の改善などに取り組み、米誌フォーブスの「アジアを代表する若者30人」に選ばれた。2年前に首都ダッカで大規模テロ事件に遭遇。恩師の日本人ら28人が犠牲になったのを機に居住地を同国に移し、現地の大学生と協力して高校生向けの人道教育や学習支援を展開している。
 現在の活動を紹介した三輪さんは「事件の衝撃で一度は無力感を抱いたが、立ち上がろうとする現地の若者たちに接して力をもらった」と復興への思いを語った。母校の後輩には「世界に一歩踏み出せば、きっと人生を大きく変える出来事がある。ぜひ挑戦してほしい」と呼びかけた。」


バングラデシュのドラゴン桜 二人三脚編バングラでテロ事件に直面して感じた3つの対策
2016年7月15日(金)

「今どこにいる? ホテルにいるなら絶対外に出るな! 絶対だぞ!!」

 バングラデシュへの出張3日目となる7月1日の夜、現地パートナーであるマヒンから突然電話がありました。彼は震えた声で話を続けます。

 私の宿泊先からそう遠くないレストランでテロ事件があったこと。犯人たちは爆弾や銃を持っており人質を取って立てこもったこと。外国人を狙った事件である可能性が高く、絶対ホテルから外に出るべきではないこと。

衝撃の出来事でした。私は彼の指示に従い、翌日も翌々日もホテルから出ませんでした。そしてテロ発生から日本に帰国するまでの3日間、私はずっとホテルで過ごしました。

 テロ事件の現場近くで過ごした3日間。この3日間で思ったことや考えたことをまとめ、安全でない海外で私たちが気をつけるべきこと、テロのない社会に向けて私たちに何ができるのかを書いていきいます。

事件当日、私は襲撃のあったレストランから1kmほど離れたホテルにいました。体調を崩していたため、夕食を食べるために外に出ることはせず、ホテルのレストランでちょうど夕食の注文をした時の出来事でした。

 通知音の鳴り止まない携帯電話。日本の家族から、バングラデシュの友人から、何度も電話やメッセージがありました。「大丈夫だよ」と答えつつも、不安な気持ちや悲しい気持ちは募るばかりで、何度か正気を失いそうになりました。振り返ると「こうすれば良かった」と思うことがあったので、3つに分けてお伝えします。

(1)あせらない、あわてない、あきらめない
 事件が起こった翌日、SNSのタイムラインやニュースアプリを開くたびに不安な気持ちが膨らみました。

「まだ籠城が続いている」
「日本人もたくさん巻き込まれている」
「20人以上が亡くなったが名前は不明」

 自分は今本当に安全な場所にいるのか? 友人や知人が巻き込まれていないか? 巻き込まれていたら命は無事なのか?考え出したらキリがなく、こういう緊急事態ほど3つの「あ」が大切だと学びました。

 不確かな情報に振り回されて「あ」せらないこと。
 「あ」わてて周りの人を不安にさせるような行動や発言をしないこと。
 友人や知人と連絡が取れないからといって可能性を「あ」きらめないこと。  

 今回ほど3つの「あ」が大事だと思ったことはありません。

また「あなどらない」ことも大事です。間違ってテロ現場に近づけば、自分が巻き込まれ、結果被害を大きくしてしまう危険性もあります。国際協力に携わっている人であれば「助けたい」と思って行動してしまう方もいるかもしれません。ただ、それは自らが事件の被害者になり、結果として沢山の人達に迷惑をかける危険性があることを、強く心に刻まねばならないと思いました。

(2)安否連絡・確認は迅速に、冷静に、シンプルに
 これは日本の震災発生時にも思ったことですが、非常事態時の安否確認はパニックのもとになる可能性があり、発信側にも受信側にも注意が必要です。

 まず自分の安否連絡ですが、メッセージやメールベースではなくSNS(Facebook)で友人へ一斉に伝えるべきだと感じました。こういう非常事態に、連絡する優先順位などありません。少しでも早く自分の状態を沢山の人に知ってもらうことが大事であり、今回はFacebookのおかげで沢山の人達に自分や現地スタッフの安全をお知らせすることができました。


「若者の力で、社会を変える 」社会起業家 e-Education 三輪 開人の挑戦
三輪開人氏(以下、三輪氏) みなさんこんにちは、NPO法人 e-Education代表 三輪開人と申します。開く人と書いて「かいと」と読みます。今日は皆さんの何かの扉を開ければと思っています。今日はよろしくお願いします。

「社会を変える起業家になる」ということで、私たちがどう世界を変えていきたいか、それは「最高の授業を世界の果てまで届ける」という、これによって世界を変えていきたいと思っています。

私たちは発展途上国で教育支援をしています。始まりは、アジア最貧国と言われるバングラデシュという国でした。

私は、バングラデシュには別の会社のインターンとして行きました。その時に会ったのが、税所篤快(さいしょ あつよし)という大学生になります。

彼は、貧しい人たちのための銀行「グラミン銀行」、そして私はバックを作っている「マザーハウス」という会社でインターンをしていました。ただのバック屋さんと銀行屋さんだったはずなんですが、僕たちが関心を持っていた問題はこれでした。

「教育」ですね。全国に40,000人の先生が足りない。実際に、小学生だけではなくて、高校に至るまで、いたるところで先生不足の問題がありました。

特に深刻だったのは高校なんです。みなさん小学校の授業は教えられるかもしれませんが、高校の数学や化学って教えられますか? 難しいですよね。実際に私たちが出会った村の高校生達はやっぱり先生に出会えてなかったんですよ。

「勉強したい」と中には泣きながら言ってくる子もいました。何故だか分かります? 自分のためだけではなくて、家族のためにいい大学行って、いい仕事を掴んで、家族みんなを幸せにするために大学に行きたい。でも、先生はいない。

実際に私が見たのは、こんな光景です。

見えますでしょうか。街灯の下に、子どもたちが一生懸命ボロボロになった教科書を、何回も声に出して読み込んでたんですよ。

ただ、その教科書は、物理・化学の教科書です。受かるわけないですよね。彼等だってそんなこと分かってるんですよ。ただ先生がいないから、よく分からない教科書を音読して、それでも大学に行けない。さあ皆さん、どうします?

中には正解をみなさんの体験で知ってる人も多いんじゃないでしょうか、これです。

東○ハイスクール。敢えて言いましょう、東進ハイスクールさんです。ちなみにこの先生ご存知の方、どれくらいいらっしゃいますでしょうか? この人、私の恩師なんですよ。

大学生の頃にアシスタントをしていました。東進ハイスクールでどう映像を作り、どうやって教育を届けるのか、そういうことを私は東進ハイスクールを通じで、自分が受験生、浪人生だった頃も含めて6年間学んできました。

さあ、バングラデシュでどうやります? 林先生どこにいますかね。探しました。

実際には、税所篤快と私で、ファームゲートと呼ばれるバングラデシュの予備校街でこんな先生を見つけました。

クドビッザハン。知ってるっていう方、手を上げてください。残念ながら、少ないですね。手をあげていらっしゃるのはe-EDUCATIONの講演会を聞いてくれた方だと思います。

こういう先生の授業を、私たちは2ヶ月かけて撮影してDVDにして、

先生のいなかった村に届けました。それから半年間僕らのDVD授業を見てもらって、

さあいよいよ大学受験の挑戦。

嬉しかったことに、半年間の予備校期間で、何と日本でいうここ東京大学、バングラデシュのダッカ大学に合格する人がでました。(会場から拍手)待ってました。そこじゃないんですよ、いいですか。

私たち5年間で、今100人以上トップ大学に合格しています。ここで拍手があったら嬉しかった(会場から拍手)。ありがとうございます。

(略)

本日、皆さんにお伝えしなきゃいけないことは、この私たちのミッションではないと思っています。私たちが伝えなければならないこと、それは「若者のちからで、社会を変える」です。

若者の力で、もっと具体的に言いましょう、ここにいらっしゃる大学生の皆さんの力で社会を変えることができるんじゃないか、ということです。

ここから1人の大学生の話をします。

彼は、早稲田大学にいた佐藤建明という学生でした。さあ皆さん、質問します。こいつは天才だと思いますか、それともバカだと思いますか。バカだと思う方手を上げてください、というか出来ればみんな上げてください。そう、バカなんです。

実際に彼は、本当にバカでした。何故バカか。僕らがe-Educationをやっていいという前に、彼はフィリピンに行ってたんです。

「立ち上げる準備ができてるので、許可をください」

こんなことを言ってくる学生でした。
ただ、彼が見つけてきた問題は、本物だったんですね。

フィリピンのミンダナオと呼ばれる所、それは「センドン」という非常に大きな台風が、東北の震災と同じ年に直撃して、更には紛争の跡地ということで、援助が届きにくいところだったんです。

中には、こんな子どもがいました。この子何才に見えます?15才です。普通の子に見えますよね、普通の子ですよ、2才になる子どもがいるという点を除けば。

フィリピンは当時台風が起こった時、結婚の制度もままならなかったので、家族を増やすために、法律もなかったので子どもを作らせたんですね、そうすると家族が増えるじゃないですか。そんなむちゃくちゃな課題が眠っている国でした。

でも、フィリピンの政府も頑張っていました。貧しい子たちが土日のどちらかだけ行けば卒業資格が得られる、日本でいう大検に近いオープンハイスクールというプログラムをやっていたんですね。

ただこれには、土日ボランティアの先生に依存するシステムだったので、先生がいない、更にテキストも足りない。じゃあどうするか。

バングラディッシュと同じです、映像受業を僕達は作りました。

現地の教育局の方々と連携して、林先生もいないようなところなので、現地の先生たちと一緒に、私たちは映像教材を作りこみました。

これを受けてくれたのは、本当に私たちが一番届けたかった真ん中、中央のお子さんを抱えながら僕らの授業を見てくれる、そういう子がどんどん出てきたんですよ。

この活動は、教育省の人たちがもっとこれを広めようということで、研修を作ってくれ2014年、去年は2つの県の全ての学校で導入することが決まりました。

更に、です。もう1つ嬉しいニュースが飛び込んできました。全国展開に向けて、法律が今国会を通ってついに施行が始まりました。見てください、この中に、コンピュータ・ベースドであったり、テレビジョンという言葉がありますよね。

「オープンハイスクールでデジタル教育を使うこと」これを全国に広めることが今法律になってるんです。

こういった活動・貢献が認められて、佐藤建明は教育省の中に、多分日本人で初めてだと思いますが、職員証を持ったスタッフとして入りました。

さあ、日本の大学生の皆さん。どこか他の国の法律を変える努力をしたことはありますか。若しくは、どこかの教育省の中で、いわゆるIDを発行してもらったことはありますか。こういうことができるのが、皆さん大学生が本当に持っている力なんですよ。

最後にもう一人だけ紹介したい学生がいます。

田才諒哉という学生です。

彼は、私たちの団体で初めて、南米のパラグライという国に行ってくれました。

実際に彼がたちあげようと思ったプロジェクトは実際には、1年間本当にトライ&エラーの連続でした。結果、プロジェクトを続けられないということで、彼は本当に悔しそうに日本に帰ってきたんですね。

でも、そんな彼が次の挑戦の場として、(クラウドファンディングの)READYFORで、国際協力を応援したいという強い気持ちを持って、今新しいプログラムを作っています。

昨晩彼からメッセージが来たんですけど、「開人さん、これ成功させたら俺絶対南米に戻ります」ということを昨日語ってくれました。

最後にお伝えしたいことです。

「若者の力で社会は変わる。」

これは今も変わらず信じ続けていることなんですが、この田才諒哉のように、最初の一歩を踏み出せるかどうか、 更に言えばそれを正解に出来るかどうか、こういうことを是非この場にいる皆さんに、今一緒に考えていただきたいと思います。

もし挑戦したいという方がいたら、是非この後声をかけてください。どうもありがとうございました。

(終)





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最終更新日  2018年04月25日 02時01分15秒
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