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2021年09月09日
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カテゴリ:イマジン
「バカの壁」(養老たけし著)を読んでいる。
2004年発行当時話題となり、400万部販売し流行語対象にもなった本である。
良書かどうかは「時のテスト」にかければ明らかになる。20年近く経っても訴えるパワーがある。現代社会も「バカの壁」を互いに立てコミュニケーションが成り立たない、衝突が話し合いでは解決できない場合が多い。それではどうするか?
2005年「死の壁」序章「『バカの壁』の向う側」では「それは自分で考えてください」とある。

『バカの壁』とは何か?
・イギリスのBBC制作のある夫婦の妊娠から出産まで詳細に追ったドキュメンタリーを北里大学薬学部の学生に見せた。女子生徒は「大変勉強になった。新しい発見がたくさんあった」という感想だった。一方、男子生徒は一様に「既に保健の授業で知っているようなことだった」という答え。同じものを見ても正反対くらいの違いが出た。
同じ大学同じ学部だから知的レベルに男女差はない。与えられた情報に対する姿勢の問題といえる。男は「出産」について実感を持ちたくない。だから女子のような発見ができなかった。むしろ積極的に発見しようとしなかった。
・自分が知りたくないことについて自主的に情報を遮断する。ここに壁が存在する。これも一種の「バカの壁」です。
男子は「全部知っている」といい細部に目をつぶる
・常識=コモンセンスとは知識があるということではなく、「当たり前」のこと。ところがその前提となる常識、当たり前のことについてのスタンスがずれているのに「自分たちは知っている」と思うのが間違い。
・安易に「分かっている」と思える学生は、また安易に「説明して下さい」と言いにきます

たそがれ、雲の画像のようです





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最終更新日  2021年09月09日 20時36分05秒
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