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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
日本のコロナ感染者急減、ワクチン集中接種で「集団免疫」効果も?
10/19(火) Japan's Rapid COVID Vaccine Campaign Partially Credited With Lowering Cases BY ANNA CARLSON ON 10/18/21 日本ではこの夏、新型コロナウイルス感染の第5波がピークに達し、8月半ばには、東京の1日あたりの新規感染者が6000人近くにのぼった。だがその後、感染者数は急速に減少。10月上旬から、東京の1日あたりの新規感染者数は11カ月ぶりに100人を下回る日が続いている。 (Japan has seen a low in coronavirus cases recently which may be due to the success in its vaccination campaign after a summer wave that peaked at nearly 6,000 daily cases. Weeks later, COVID-19 cases have plummeted below 100 in Tokyo marking an 11-month low.) 東邦大学の舘田一博教授(微生物・感染症学)は、「日本では64歳未満の人口を対象としたワクチン接種が、迅速かつ集中的に進められた。これによって一時的に、集団免疫に似た状態がつくられている」("Rapid and intensive vaccinations in Japan among those younger than 64 might have created a temporary condition similar to herd-immunity,")との見方を示した。 感染者が減ったのは検査実施数が減ったからではないかという憶測もあるが、東京都のデータを見ると、8月後半から10月半ばにかけて、検査実施数の減少が約30%なのに対して、検査陽性率は25%から1%に下がっている。東京都医師会の猪口正孝副会長は、検査陽性率の下落は、感染拡大ペースの減速を示していると指摘する。 10月上旬に退任した前総理大臣は、ワクチン接種を加速させるために、注射を打てる職種(これまでは医師と看護師に限られていた)を歯科医などにも拡大。大規模接種センターを開設し、6月後半からは職場でのワクチン接種を促進した。 (To speed up inoculations, former Prime Minister who left office recently, expanded the number of health workers legally eligible to give shots, opened large-scale vaccination centers and promoted workplace vaccinations beginning in late June.) 京都大学の西浦博教授は、10月13日に開かれた厚生労働省の専門家組織「アドバイザリーボード」の会合で、ワクチン接種に関する試算を提出。3月から9月にかけて、ワクチン接種により約65万人の感染が回避され、7200人以上の命が救われたと推定した。 国立感染症研究所の脇田隆字所長「今後の感染再拡大を防ぐには、もう一段感染者を落とすことが必要だ」(Looking ahead, it is important to further push down the caseloads in case of a future resurgence of infections,)と語った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月20日 01時02分53秒
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