|
テーマ:おすすめ映画(4084)
カテゴリ:2009年鑑賞映画
![]() 人生は過酷である、ゆえに美しい。 上映時間 109分 製作国 アメリカ 公開情報 劇場公開(日活) 初公開年月 2009/06/13 ジャンル ドラマ 映倫 R-15 【解説】 ミッキー・ロークが、かつて栄光のスポットライトを浴びた 人気プロレスラーの孤独な後半生を、自らの波瀾万丈の俳優人生と 重ね合わせて哀愁いっぱいに熱演し賞賛された感動の人生ドラマ。 共演にマリサ・トメイ、エヴァン・レイチェル・ウッド。 監督は「レクイエム・フォー・ドリーム」「ファウンテン 永遠につづく愛」 のダーレン・アロノフスキー。 【ストーリー】 ランディ・ロビンソンは80年代に大活躍したプロレスラー。 しかしそんな栄光も今は昔、それでも彼は老体に鞭打ちながら 小さな地方興行に出場して細々と現役を続ける不器用な男。 ひとたびリングを降りれば、トレーラーハウスに一人で住み、 スーパーマーケットのアルバイトで糊口を凌ぐ孤独な日々。 そんなある日、長年のステロイド常用がたたって心臓発作で 倒れたランディは、ついに引退を余儀なくされる。プロレスなしの 人生など思い描けない彼は、馴染みのママさんストリッパーに その戸惑いと不安を打ち明け、長らく疎遠となっていた娘とも 連絡を取り修復を図ろうとするのだが…。 ![]() 【感想】 < ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ミッキー・ロークと言えば、80年代、リチャード・ギア、 ケヴィン・コスナーとともに一世を風靡した俳優さんでした。 お若い方は、本物のプロレスラー?と思うかもしれませんが(笑) いい男だったんですよ~その時代のいい男御三家だったような存在で その頃、フライデーか何かの雑誌に3人の記事があったように 記憶しています。1982年「愛と青春の旅だち」、 85年「ナインハーフ」、87年「アンタッチャブル」と 彼らが有名になったのは、活躍しだしたのは80年代だったと思います。 ![]() 3人それぞれに素敵でしたが、私は、ちょい悪風なミッキーロークが 好きでした(^^ゞですが、その後、プリティウーマン観てギアを、 ボディガードを観てケヴィンを好みだ~~とも思ったのですが・・・ (昔から浮気心いっぱいの私ですね・笑) 同じくらいの年と思ったのですが、ギアが1949年、ケヴィンが1955年、 ミッキーが1956年生まれと1番年下なんですね(^^ゞ 今の彼を見ると、とても年下とは思えないのですがσ(^◇^;) <wekiや外国のサイトを見ると52年生まれになっているのですが???> <↓サントリーのCMをやっていた時のミッキーローク!素敵ですよ~ん ![]() You Tube ![]() 彼の姿を見なくなって(細々と映画には出ていたようですが)、 久しぶりに彼を観たのがジョニーの(と言うかバンデラスの) 「レジェンドオブメキシコ」でした。 面影も、存在感もありましたが、太っておっさんになっちゃったなあと 思う反面、久しぶりに彼の姿を見て、ちょっと嬉しくもありました ![]() そして、GG賞、アカデミー賞など各賞にノミネート、そしてまた受賞と ロークが復活したのが、この作品でした ![]() 監督はスタジオとケンカしてまで、ロークの主演にこだわったそうですが、 私もこの作品は、ミッキーロークだったからこそ、彼の人生とランディの人生が オーバーラップして、より素晴らしい作品になっていたのではないかと思います ![]() いや~~予告編から泣けて泣けて ![]() ![]() ![]() こりゃあ、映画観たら、号泣だなと思ったのですが・・・ ストーリーはいたってシンプルで、号泣することはなかったですσ(^◇^;) 号泣はしませんでしたが、涙がハラハラ、涙がポロポロと言うように 結構泣いてはいましたけどね(笑) とにかく地味な作りなんですよね(笑)栄光から20年後、 彼の栄光は過去のものとなり、ランディはトレーラーで生活しながら、 ドサ回りのプロレスの興行、スーパーでのバイトをこなすと言う赤貧の 日々を過ごしています。また、あちこちにテーピングしたり、 鎮痛剤を飲んだり、ステロイド剤を飲んだり、年おいた彼の体は 外見も中身も、ボロボロで、観ていて痛々しい ![]() レスラーの生活(人生)が、いかに過酷なものなのかが痛いほど 伝わってきます ![]() ![]() 酷使していた体が悲鳴を上げ心臓発作で突然倒れ、命はとりとめたものの、 プロレスはもうできないと医師から宣言され、1度は引退を決意し、 疎遠になっていた娘や想いを寄せるキャシディと人生をやり直そうと 思うのですが、プロレス一筋に生きてきた、不器用な男ランディは、 どちらも上手く行きませんでした ![]() ![]() 娘には絶交を言い渡され、キャシディには拒否され、そして、彼は、 リングこそが自分の人生であり、応援してくれるファンこそが家族だと またリングに戻って行きます。 彼は、“ザ・ラム”として人生を全うすることを選ぶんですよね ![]() ![]() ラスト、ストリップショーの途中で、仕事を投げ出し、ラムの試合に かけつけるキャシディに涙 ![]() ![]() ![]() 私は、どちらかと言うと、プロレスも格闘技もボクシングも苦手です ![]() 観ていて痛いのは好きではないのでσ(^◇^;) でも、そんな私も、感動させてくれた作品でした ![]() プロレスっていかにお客さんを喜ばせるかって言うパフォーマンスで ありショーなんですよね。そこに命をかけてるって凄いことだと思いました。 また、プロレスラーってやさしくて温かい人たちばかりなんだとも感じました。 キャストもいいですね ![]() ![]() マリサ・トメイがほんといい!!! ![]() 彼女の役(ストリッパー)も体を使ってのパフォーマンスと言うことなら、 プロレスと同じ。容姿・肉体の衰えは、やはり、彼女を栄光の座から 引き摺り下ろします。。。 <と言っても、45歳であのスタイルは凄い ![]() 私は、綺麗だと思いますけど ![]() ランディに魅力を感じながらも、子供がいることで(だけではないかもですが) ランディの想いを素直には受け入れられない・・・ ですが、ランディが試合に出ると知って、仕事を投げ出して彼の元に行く。 う~ん、マリサ・トメイいいなあ~~。 ドキュメンタリータッチで進む地味な作品ではありますが、 じわっとくる作品でした ![]() 絶頂期もどん底も味わったミッキーロークならではの 役柄だったと思います。ミッキーの渾身の演技でした ![]() アカデミー賞あげたかったなあ。。。 エンドロール、ミッキーと親交のあるブルース・スプリングスティーンの テーマ曲でこの作品の余韻に浸りました ![]() ミッキー、マリサファン、プロレスファンは、必見です! 14日(日)のTOHOデー、私が鑑賞した時は満員でした ![]() ![]() ![]() <パンフレット¥700 ![]() ![]() <ダーレン・アロノフスキー監督と奥様のレイチェル・ワイズ> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.16 22:08:39
[2009年鑑賞映画] カテゴリの最新記事
|