テーマ:英語のお勉強日記(7942)
カテゴリ:お役立ち
英語の本がどうも読めない(=読んでも分からない)という人。
本を読むこと自体が好きですか? 自分が興味の持てる本を読んでいますか? 自分の語彙レベルに合った本を読んでいますか? と、ここら辺が原因ではないかと思うのですが。 留学して、課題のリーディングリストをもらっては、上の質問が全部Noだって強制的に読むことになる。けど、留学準備中とか、留学先で、特別にリーディングを強化したい、っていうなら、テキスト選びにちょっと工夫すると大学でのリーディングを手にしたときのショックの緩衝材にはなると思うので、本の選び方について。 本が嫌い、という人は、まあ、どうしようもないですな…とは言えないんで(笑)、もしどうしても、と強制されたら、これなら読むんじゃないかな、という本から入っていく。 音楽が好きなら音楽雑誌でもいいし(アメリカのティーネージャー向けの音楽雑誌はレベルもかなり低い)、スポーツ雑誌でもいい(こっちは結構難しく感じたけど、専門用語とか知ってると分かるのかなー)。コンピューターオタクならその系の雑誌や参考書を洋書で買ってみるとか。 こういう人は、まず、本を開くことが苦痛にならないようにすることから始めないといけない。ので、英語がいやなら日本語の本から始めてもいい。日本語のほうが、ジャンルがいっぱいあるから読んでもいいよって本が見つかるかも。 本を読むこと自体に抵抗がなくても、洋書になると難しくてダメ、という人は、「興味」と「レベル」に注意してみる。 ハリーポッターを洋書で読む人が多いのは、この2つが揃っているからでは (原書も訳書も読んだことないし、映画も見てないのでレベルに関してはどんなもんか分かりませんが)。 好きな映画の原作だったりすると、多少レベルが高くてもちゃんとついていこうとするから案外読み通せる率が多い。逆に言うと、難しそうな本を見つけても、それを元に映画が作られていればそれを見て興味を引いてから読むとはかどるかも。 (junquitoが留学前に読んだ映画の原作--アウトサイダーズ、羊たちの沈黙、レッド・オクトーバーを追え(他、トム・クランシーもの)Cry Freedom(邦題思い出せないけど、デンゼル・ワシントン出演のアパルトヘイトもの)、エデンの東、ソフィーの選択…高校生にはかなり難しいのもあったけど、あらすじ知ってるので、飛ばして読んで読んだ気になってた。あと、ケネス・ブラナーのハムレットをオーディオで聞いたような…でも、当時そんなの買えるはずないから、これは留学後買ったのかも あと、今だから言うけど、当時ジョージ・マイケルの伝記Bearも完読した。どうしても意味の分からなかった恥ずかしい内容満載。今読んだら爆笑だろう) 興味があるなら、多少背伸びして難しいの買ってもいいと思います。持ってるだけで、なんか、うれしいから(笑)。 同時に、たいして面白そうでなくても語彙レベルが低くてこれなら読めるぞー、って本も読んでおく。 難しいけど興味のある本と、つまらなそうだけど語彙的にとっつきやすいものを両方読んでおいた方がいいです。大学で読まされるのは難しくてつまらない本なので、どちらの要素も体験しておいたほうがいい(笑)。 本の選び方ですが、英語圏では、ESL生やネイティブでも英語不得意な人のために、レベルわけした本を提供してる出版社があります。 例えば、初級レベルの本は、重要数百単語だけを使って書かれていて、レベルが上がるに連れて語彙が増えていく。 (レベルわけは、純粋に語彙だけみたい。内容はややこしいのも多い) 代表的なものだと、Oxford Bookwormなんてのがあります。Starterレベルなんてのは、中学生程度の単語を知っていれば読めるように出来てる。このレベルから、最上級レベル6まで、自分の語彙力よりちょっと高めのものをランダムに選んで読んでおく。 Penguin Readersでも、レベルわけされたカタログが見られる。オーディオブックや、ビジネス関連もあるよう。 (上のリンクで買いたいのを選んだら、amazonで買うのがお得。送料がかからん) リーディングの上達は、とにかく読むこと、ってよく言われるけど、100%賛成できるかと言うとどうも…自分の例だと、好きな本ばっか読んでたから、大学の学術本読むのが苦痛だった。 論文とか、学者の書く本は、小説家とスタイルも違うので、レベル的に簡単でも戸惑うことが多い。章ごとにまとめと例が交互にやってくるスタイルは、きちんと読むトコとてきとーに飛ばして読むトコを見極めていないと効率悪いので、こういうのも(いやでも!)読んでおいた方がいいです。 て訳で、お奨めが前にもあげたレイチェル・カーソンの「沈黙の春」どーせ読まされるから、この夏にでも読んでおこう(http://junquito55.com/bookreview.html参照)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.02 18:13:29
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