kaoritalyたる所以

たった４人の登場人物だけで繰り広げられる恋愛の駆け引き・・。これほど登場人物の少ない映画もないんじゃないかな・・。



元ストリッパーでＮＹからロンドンにやってきたアリス＝ナタリー・ポートマンと編集者のダン＝ジュード・ロウが路上で出会う。

「ハロー、ストレンジャー」

はじめはみんな見知らぬ他人。どういうきっかけでいつ出会うか・・という部分では少しだけドラマチック。

二人が出会ったかと思うと次はいきなりダンが小説を書いてポートレートを撮ってもらうシーン。そのカメラマンがアンナ＝ジュリア・ロバーツで撮影中、ダンとアンナはいきなりキスをしている。お互い恋に落ちた雰囲気を、なんとなくアリスは悟るんだよね。でももちろん、その時はそれ以上、発展も破局もなし。

そしてパソコンに向かってチャットをしている医者のラリー＝クライヴ・オーウェンが映る。相手は女になりすましたダン。ダンはアンナと名乗り、挑発的なメッセージを送り、ラリーをその気にさせ、会う約束をする。

白衣を着てくることが目印・・で指定された水族館には本当のアンナの姿が。話してるうちにダンの仕業と気付くところが面白い。誤解はあるものの、どうやら二人は付き合い、彼女の個展で４人がそれぞれ、一堂に会するわけです。


それからどうなるのかは観てのお楽しみ・・ですがＲ１５指定で想像するようなエッチなシーンはほとんどありません。言葉が問題なのかな。それほど・・とは思いませんでしたが大人の汚さ、を垣間見た気がします。

若くて子供のような純粋さを持ちながら世の中を「嘘」ばかりだと斜めに見ているアリス。
聡明な大人の女性のようで傷つくのを恐れて保身を考えるアンナ。
愛してる、恋してる・・まるで恋愛中毒の優男、ダン。
そして、愛してる人がいながら平気で売春婦と寝て許しを乞い、人を陥れるのが平気なラリー。

クライブ･オーウェンは舞台でダンの役を演じたのが信じられないくらいラリーが嵌っていたのがＧＧ賞につながったのかな。アンナにはあまり魅力は感じなかったし、ラリーも嫌い。アリスのような女の子がダンにはお似合いなのに・・うまくいかないもんだね。。

それが恋愛？！

久しぶりにラブストーリー！っていえる映画を観た気がします。ジュード・ロウがラリーを演じてもうまくいきそうだけど、この配役で逆をやるのは無理な感じ。誰が誰を演じると面白いか・・なんて考えたりして・・恋人同士、夫婦で見るのはいいけど、まだ付き合いの浅いカップルには向かないかな～と思う。

ま、実際はラブストーリーを沢山見てるんだけどね。面白かったです。

ラストのポートマンの清々しい闊歩が印象に残ってます。


５/２９に観た映画・・やっと書けたよ・・＾＾；