仙台散歩 : 広瀬川・市街河畔の紅葉(牛越橋~仲の瀬橋)
朝の散歩で、愛宕大橋から大橋までの広瀬川河畔の紅葉を見てきた。天気予報とは異なり、午後になってもときどき日が照る。それなら、さらに仲の瀬橋から上流も見ておこうと家を出た。 仲の瀬橋の上流の河原に出ると、プロのカメラマンらしい人がやはり河畔の紅葉を撮影している。同じ場所で、安物のデジカメを出して撮影するというのは何となく恥ずかしくて、仲の瀬橋の下流に下る。そこには数日前の朝の散歩で見つけて美しい紅葉があるのだ。 仲の瀬橋は2階建ての新しい橋である。下の道は市街地からトンネルに入り仲の瀬橋から青葉山トンネルにふたたび入って東北高速道に接続し、さらに山形へ向かう国道48号になる。 その仲の瀬橋の東詰の橋脚の蔦紅葉を見つけた。橋の構造から全体に広がることはできそうにないが、もう少し陸の方へ拡張できそうである。ほとんど見る人もいなさそうな場所だが、蔦の頑張りを期待している。 Point A 仲の瀬橋東詰橋脚の蔦紅葉。 (2012/11/14 14:01) 仲の瀬橋の上流へ戻ると、カメラマンは帰っていくところだった。西公園(桜ヶ丘公園、この辺の人はたいてい「西公園」と呼んでいる)の崖のモミジの紅葉が美しいところである。 Point B 西公園(桜ヶ丘公園)の崖の紅葉。 上:(2010/11/20 14:56), 下(2012/11/14 14:12) 写真には3・11大地震前の同じ場所の紅葉も一緒に示している。陽の射し加減もあるが、今年の発色は悪い(時期が早いということもあるかもしれない)。写真中央に地震によって崩落した剥き出しの部分が写っている。写真に写っていない下流側(右方)にも崩落箇所がある。Point C 胡桃淵(佐久間さんの淵)の崖の紅葉。 上:(2010/11/20 13:07), 下(2012/11/14 14:23) 仲の瀬橋から右岸堤防を上流に歩いて行き、赤門自動車学校を過ぎると胡桃淵付近の河原に下りることができる。この胡桃淵の左岸も毎年美しい紅葉を見せる。 しかし、ここもまた地震による崩落が起きている。そのうえ、水面に近い下部のモミジの木がきれいになくなっている。写真の右、下流側の崖の崩落で数軒の民家がきわめて危険な状態になって、その復旧工事のためのブルやユンボが通る道を崖下に造ったとき、伐採されたのである。 胡桃淵の上の右岸の河川敷公園から澱橋に上がって左岸に渡る。澱橋から上流の牛越橋までの広瀬川の左岸は、よく整備された堤防道路と河川敷公園が続く散歩道になっている。 このあたりは右岸が崖になっているが、北斜面のせいか、生えてる樹種のせいか、紅葉はさほどでもない。新兵淵の下流、岩盤瀬が続く付近の黄色の木々が目立つ程度である。 Point D 新兵淵の下流(宮城県美術館裏)。 (2012/11/14 14:51)広瀬川Map A~Dは紅葉ポイント。地図のベースは「プロアトラスSV4」。