「12月21日 脱原発みやぎ金曜デモ」。 《運動の意義は、目先の政策実現だけではありません。》
デモの翌日に、このブログを書いている。今朝の朝日新聞に小熊英二さんのインタビュー記事が載っていた。脱原発運動の盛り上がりと総選挙の結果との大きな落差についての話だったが、なかに次のように述べている箇所があった。「この1年半、いろいろなデモに参加しました。創意工夫にあふれたプラカードや主催者の運営など、人々の成長は著しい。政治や経済の勉強もして討論もするからどんどん賢くなります。参加を経験し、自分が動くと何かが変わるという感覚を持つ人がたくさん出てきたことに希望を感じます。運動の意義は、目先の政策実現だけではありません。」 そうなのだ、私たちは主張もしているが、同時に主張する私たち自身を鍛えてもいるのだ。劇的に参加人数が増えるわけでも、先週のデモから目を見張るほど今週のデモが進歩するわけでもないけれども、傍観者からはうかがい知れない深い場所で一人一人が変わっていってる、ということだ。それはいずれ新しい力の形で顕在化するだろう、と私は信じている。 東北大学北門前。 (2012/12/21 18:07) 北門前は先週と同じ位、100人ほどが集まっている。クリスマスが近づいたせいか、さらに赤っぽい服装が増えている。中には、完全なサンタクロース姿で、プラカード代わりにプレゼント用の白い布袋まで持っているのだ。 サンタクロースの隣はデコレーション満載。 (2012/12/21 18:14) スピーチなし、デモ歩行の際の注意点の説明だけで出発する。今日もまた、デモ犬(バーニーズ・マウンテン・ドッグ)が悠然と歩いている。何枚か写真を撮ったのだが、私も歩きながら犬も歩きながらで、どれも恐ろしいほどの手ぶれ写真である(以前のブログの写真はそれなりだったのだが)。 南町通り交叉点から一番町に入る。 (2012/12/21 18:26) 南町通りの交叉点を過ぎると一番町なのだが、毎週見ていると、せっかくのイルミネーションもさほどの感動を与えてくれない。それよりも、暮れで街の人混みが多くなっていることが、デモの甲斐があってたいへんよろしい、などと思ったりする。人混みが嫌いなのに、デモを歩いていると人混みがいいというのだから、奇妙な気分ではあるのだが。 中央通り交叉点(藤崎前)を行くデモ。 (2012/12/21 18:35) 年内のデモはこれで終わりだと思っていたのだが、28日もやるという。御用納めだ。