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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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2016.04.01
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テーマ:街歩き(613)
カテゴリ:街歩き

 わが家の近くではまだ蕾が硬いようにしか見えないが、仙台としてはとても早い桜の開花宣言が出た。なのに、日中の風はいくぶん冷たく、夕方から冷えだした。
 5日前の3月27日には600人が参加者した「3.27 NO NUKES Parade ~みんなで止めよう女川原発!~」があって、その直後の金デモである。

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集会(勾当台公園野音)。(2016/4/1 18:18、23、23)

 

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スピーチ。(2016/4/1 18:07~27)

 大デモのイベントが終わって少し力が抜けたせいか、今日の参加者は少ないようだ。主催者挨拶も、無事に終えることができた「3.27 NO NUKES Parade」への参加に対するお礼から始まった。
 最初のスピーチは、福島で多発する甲状腺がんを東電福島第一原発事故がもたらした放射線被曝によるとする岡山大学の津田俊秀教授と、放射線の影響ではなく過剰診療によるものとする国際医療福祉大学の鈴木元教授の対論についてであった。専門用語が飛び交う討論で難しい点もあったが、データの細部の批判に及ぶ興味深いものだったという話である。
 福島事故をないことにしたい政府、行政側に立つ議論、主張にはいかに科学的装いを施しても過剰な政治的バイアスがかかっているのは普通(少なくとも私はそう考えている)だろうから、この手の議論を聞くのはかなり注意を要するに違いない。
 対論の様子はOurPlanet-TVのアーカイブ動画で見ることができる。

3月27日「どうみる?甲状腺がん」鈴木元氏 vs 津田敏秀氏
(後半:討論)

https://www.youtube.com/watch?v=cbO6o-Xoq3U
(前半:講演)
https://www.youtube.com/watch?v=HE4H649tgUg

 続いて、病気療養中でいまは金デモに参加されていない主催スタッフの人の手紙の紹介があった。また、南相馬市で原発事故被災者への支援活動をされている方が被災者からの聞き取りをまとめられ、とても貴重な証言なのでどうにか公開する方法を考えたいという。5月29日の「市民による女川原発の安全性を問うシンポジウム」で参加者に配れないかという提案であった。
 それを受けて、シンポジウムそのものの案内と、青森市で開かれる「4・9 反核燃の日」への参加要請があった。この日、集会、デモ終了後に東北各地で脱原発、反原発の行動を起こしている団体・グループの「東北デモ連絡交流会」が持たれるので、ぜひ仙台からも大勢参加してほしいということだった。各地の持ち回りで開かれるこの交流会は、最近では山形、仙台、盛岡と続いて今回の青森開催となったものである。

 最後に、ベルギーで起きたテロが当初は原発を狙っていたというニュースについて報告があった。ベルギー政府がテロの1か月前には100人を超える兵士を原発周辺に配置していたこと、10数人の原発従業員の入構許可証が取り消されていたこと、テロリストが写した原子力開発の責任者のビデオを押収したことなどが報道されている。 このニュースは、テロリストの行動とベルギー政府の対応という二点からいまや原発がテロの対象となってしまった現実を否応なく示すものである。島国の海岸に原発を並べる日本は、こうしたテロには全く無力である。
 何の対策も示すことができない政府は、かつての「原発は絶対に安全である」という神話と同様に、「原発は絶対にテロに合わない」というテロ安全神話を信じ込もうとしているとしか思えない。原発安全神話が無残に崩壊した現在、政府や電力会社は「放射能は危険ではない」という放射能安全神話に切り替えて必死だが、原発がテロにあっても飛散する放射能に危険はないとでも言いだすのだろうか。
 国民の安全のためにいかなるコストも厭わない、などという姿勢を政府のどこかに見つけるのは難しいのである(福島の現状を見れば明らかだが)。

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定禅寺通りから一番町へ。(2016/4/1 18:47)

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一番町に入って。(2016/4/1 18:48~55)

 40人のデモが街に出ていく頃、少しほっとしている自分がいることに気づく。デモの列に前後して写真を撮っていく時の気分がゆったりとしているのだ。
 5日前の「3.27 NO NUKES Parade」では、600人の参加者が4つのグループに分かれて一番町から青葉通りをパレードしたのだが、先頭から最後方まで写真を撮り、再び先頭に追い付き、というのはけっこう脚力を消耗するのだった。
 参加者のすべての顔を写真に収めておきたいという思いがあって、それを多人数のデモで実行するのは老体には大変なのである。まあ、いつもの金デモが身丈に合っているというか、身丈がいつもの金デモに合うようになってしまったというか………。

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一番町を行く。(2016/4/1 18:54~59)

 デモは、再稼働反対のコール、「ええじゃないか」コール、市民への呼びかけを繰り返しながら一番町を進んでいく。 「市民のみなさん、女川原発1号機と2号機が廃炉となることが決まりました。今日は4月1日ですが………」という呼びかけもあった。
 4月1日ではないある日、同じ言葉で呼びかける日が来るだろう。その時は「報告、お礼の大デモ」の日に違いない。その日が来るまでデモを止めなければ、必ずその日は来る。最大の願いは、その日まで2度目の悲惨な原発事故が起きないでほしいということだけである。事故の起きない原発など人間は作れないのだ。

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青葉通り。 (2016/4/1 19:05~11)

 暗さが増すとともに、街はさらに少しずつ冷え込んできたが、私は寒くはない。内にセーターまで着こんで出てきたのだ。
 「3.27 NO NUKES Parade」の前、3日間ほど熱を出して寝込んでいた。少しはお手伝いしようと思って実行委員会にも顔を出していたのだが、肝心のイベント直前の集まりには出席できなかった。風邪を引いた後で用心しても役に立たないのだが………。

 

 

 

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かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)






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Last updated  2017.06.17 20:26:04
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