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山行・水行・書筺 (小野寺秀也)

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小野寺秀也

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2019.06.14
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テーマ:街歩き(613)
カテゴリ:街歩き
​​​​​ 6月9日付の朝日新聞の「朝日歌壇」に次のような短歌が掲載されていた。

​​大震災八年を経て迷ひつつ「家屋解体申請」つひにポストへ​​
                   (国立市)半杭螢子(佐々木幸綱選)

 私は、2011年3月11日の東日本大震災以降の「朝日歌壇・俳壇」に掲載された原発事故をめぐって詠まれた短歌と俳句をフォローしてきたが、半杭螢子さんは「朝日歌壇」の常連と言っていいほどその短歌が多く採用されている歌人である。
 もちろん、私は半杭さんという方の歌を新聞紙面で読むだけで、放射能に汚染された故郷から家族ともども避難され、何度か避難先を替えて、現在は国立市にすんでおられる(らしい)ということぐらいしか知らない。ただただ、原発事故被災者として故郷を離れざるをえなかったその時々の思いを込めて発表されたその短歌に注目してきたのである。
 事故から8年経ち、「朝日歌壇・俳壇」には原発事故を詠む短歌・俳句はほとんど見られなくなった。毎週、歌(句)を拾い集めている私の作業もほとんどやることがなくなって来た。それで、原発事故被災者の投稿短歌を個人ごとにまとめてみようと思い立った。その最初の歌人が半杭螢子さんである。まとめてどうしようという特別な理由があるわけではない。ただ、被災者の8年の歳月を時系列に従って読んでみたいと考えただけである。




勾当台公園から一番町へ。(2019/6/14 16:41~19:08)

 5月31日の金曜日は久しぶりの東京出張で金デモを休んだ。官公庁関連で遠方からの出張を伴うような会議はたいてい金曜日開催で、どうしても金デモと重なってしまう。ときどきは会議が早く終わり、間を置かずにタイミングよく新幹線の乗ることができれば金デモに間に合うこともある(あった)。6月からは夏時間採用でデモ開始時間が30分繰り下げられるのだが、残念ながら5月31日は冬時間で行われた。
 次の6月7日は午後に会議が一つ入っていたが、金デモには十分に間に合う時間に終わった。前の週のデモを休んだこともあって、けっこう張り切って自宅を出たのだが、広瀬川に架かる仲の瀬橋(二階建ての橋)の上までの階段を登り切ったら急激に体が重くなってきた。発熱の徴候である。翌日にはずせないだいじな会議が予定されていたこともあって、あきらめて橋の中ごろから引き返した。
 今日は金デモ以外の予定はまったくない。

 朝晩は涼しすぎるくらいの日が続いたが、今日はいくぶん初夏らしい気温になった。半袖シャツで出かけたが、デモ参加者の多くは長袖だった。半袖だろうが長袖だろうが、快適に過ごせるとてもいい夕暮れである。
 25人にデモが勾当台公園を出発する時間になっても、周囲はまだまだ明るい。




一番町(1)。(2019/6/14 19:07~19:10)





一番町(2)。(2019/6/14 19:12~19:15)

 4月末に原子力規制委員会が原発の「特定重大事故等対処施設」が原子炉の工事計画の認可から5年という設置期限の延長を認めないことを決めたというニュースのことは​このブログ​でも書いた。
 現在のところ、九州電力の川内原発1号機の「特定施設」設置期限が来年3月に迫っているものの完成見込みがないため、3月に運転停止せざるを得ないことがほぼ確実になった。川内原発2号機も設置期限の5月には同じように稼働停止になる見込みである。
 こんなふうに再稼働している5原発9基もつぎつぎに稼働停止になれば、少なくとも原発重大事故の可能性はいくぶんは減るだろうから、それはそれで喜ばしい。ただ、それは「特定施設」が完成すれば再び稼働が認められるということなので、さほどのことではない。
 新規制基準が求める「特定重大事故等対処施設」は、テロ対策が目的で、飛行機の衝突にも耐えられる堅牢な原子炉制御施設の建屋を意味している。最大の問題は、原発そのものには飛行機の衝突に耐えられるような堅牢さをヨーロッパのようには求めていないことである。
 原子炉そのものがテロの対象となってめちゃくちゃに壊れてしまったとき、無事に残った「特定施設」から壊れた原子炉の何を制御しようというのだろう。メルトダウンを避けるため冷却水をコントロールしようというのだが、配水系だけは壊されないで残ると想像しているのだろうか。制御というのは、制御する方も制御される方もその機能を万全に保持しているときに成り立つのである。
 原子力規制委員会が「特定施設の設置期限の延長を認めない」と「やってる感」満載で力んでみても、それで原発の安全性が向上するとは私には思えないのである。



青葉通り。(2019/6/14 19:19~19:21)

 青葉通りの欅並木の下に入るころ、仙台はやっと夜の領域に入ったようになった。車のヘッドライトを浴びて浮き上がるように見えるデモの列の風情が何とも言えない。

​​​​

読書や絵画鑑賞のブログ
かわたれどきの頁繰り(小野寺秀也)
小野寺秀也のホームページ






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Last updated  2019.06.16 22:34:01
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