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テーマ:ニュース(100097)
カテゴリ:業務改革
コロナの陰ですっかり忘れてしまいましたが、トヨタ自動車とNTTが資本提携を発表しました。
相互に約2,000億円を出資して、お互いの株式を持ち合います。 資本提携の目的は、先端通信技術で街全体をつなぐスマートシティー分野での長期的な協業です。 トヨタが静岡県裾野市に建設予定の実証都市、「コネクティッド・シティ」などを舞台に、スマートシティーの運用基盤を共同で構築するということです。 通信技術の高度化で、AIやIOTなどを駆使した家電などが既に登場しています。 両社の協業はこれをさらに進化させ、都市の高度化を目指すものです。 自動車業界は無人運転自動車の開発が進んでいますが、これには通信技術が欠かせません。 実用化にはまだまだ時間がかかりますが、この協業でさらにスピードアップすることが期待されます。 また、今後40~50年先を見据えると、トヨタのコアビジネスである自動車は、そのニーズが大きく変化すると考えられます。 現代の日本の若者では、「車離れ」が進んでいると言われています。 次世代の消費者=顧客が減少することが目に見えており、もはや企業ドメインの変更を視野に入れなければならないのではと、個人的には思います。 スマートシティー分野では、アメリカのIT大手は既に建設に着手しており、中国でも5Gを駆使した顔認証による住民監視、ドローンによる街の監視など、急速に進展しています。 中国のコロナウィルスの封じ込めには、この技術を用いた徹底的な監視があったと言う人もいます。 日本もその競争に挑んでいくには、このようなタッグでない限り遅れをとってしまいます。 その意味でも、今回の両社の資本提携には期待が集まります。 トヨタは以前このブログでも書きましたが、パナソニックとの共同出資で新会社を立ち上げました。 アグレッシブな動きをしています。 日本の競争力が試されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年04月09日 18時26分56秒
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