経理は地味だが役に立つ〜ウルトラランナー経理部長の経理の仕事とマラソン日記〜
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プロフィール
ウルトラランナー経理部長
ウルトラランナー経理部長で、マラソン二刀流を続けるヒロさんが、地味にコツコツと経理の仕事とマラソンに邁進する日々を、徒然なるままに綴ります。 (フルマラソンサブ4、ウルトラマラソン100km完走を同年齢で達成することを、マラソン二刀流と呼んでいます)
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いわて銀河ウルトラマラソンは、後半戦に入りました。 49.6kmの関門から約2.5kmほど、快調に下っていった先に、強烈な上りが現れました。 まだ上るのか、と思いながら上りに挑んでいきます。 しかし、このコースではこれまで体験したことのない、厳しい上りです。 後で気づいたのですが、私は49.6kmの関門が、上りの最高地点だと勘違いしていました。 本当の最高地点は、この先の57.5kmほどの地点だったのです。 しかもこの上りは、かなり強烈な急勾配です。 ここで来たかと、心と身体のダメージは頂点に達しました。 何とか腕を振って上っていきます。 ここから2kmは8分台までラップが落ちました。 このきつさは箱根の5区と同じぐらいです。 箱根を走ったのだからいける、と思いながら上っていくと、目の前にトンネルが現れました。 【送料無料】 白ワイン 辛口 エーデルワイン いわて銀河葡萄園 白 リースリング・リオン 岩手 720ml 1本 日本ワイン 国産ワイン ここからトンネルが数本、かなり長く続くと聞いていました。 トンネルを過ぎれば上りは終わりと言い聞かせて、走っていきます。 ダラダラと上り、数キロにわたる長い、そして暗いトンネル内は、かなりのダメージになります。 数人のランナーが私の後ろに付いていて、私が引っ張る形となり、集団走で何とか関門のトンネルを抜けました。 ここでエイドです。 ようやく厳しい上りを終えて、ランナーも皆疲れ切った表情です。 地獄は終わり、勝負はここからです。 次は66.5kmのレストステーションまで、長い下りが続きます。 ここまでのダメージで、下りがまともに走れません。 周りのランナーも皆同じような感じです。 日差しも出てきて、山の中とはいえ暑くなってきました。 60kmを過ぎてこのコンディションは、かなりこたえます。 それでも、何とかレストステーションまで辿り着きました。 ここでドロップバッグを受け取って、リフレッシュします。 少し足に違和感があるのでテーピングを貼り、ふくらはぎサポーターをつけました。 胃薬にスペシャルドリンクも飲んで、リスタートです。 すると、やはりウルトラマラソンらしく、身体が復活しました。 ここから先は厳しい上りはないので、何とか粘っていきます。 70kmを過ぎ、のどかな田園風景を見ながら、淡々と進んでいきます。 ここからは淡々と行くのが一番です。 80km地点に到着して、残りは20kmになりました。 ここまでのタイムを考え、そして自分の身体のダメージを考えると、自己ベストを狙えそうだとわかりました。 ここまで来たら狙うしかないと、タイムを狙う走りに切り替えます。 幸い、下りが多くなってくるので、5分台の後半で足を動かします。 90kmを過ぎ、残りは10kmです。 「俺は強い」「俺はいける」と言い聞かせながら、気合を入れて疾走します。 それでも、92.5kmから500mの上りがあり、苦しみます。 日差しも浴びながらの最後の粘りです。 95kmを過ぎて、残り4kmからは「あと4km」の看板が出てきました。 あと少し、と思った残り2kmの地点で、目の前に激しい上りが見えました。 ここの先が最後のエイドです。 最後の上りは300m、エイドの方に「最後にこれは酷ですね」と笑いながら話して、コーラをもらって最後の力を振り絞ります。 やはりウルトラは楽にはゴールさせてくれませんが、何とか残り1kmの看板が見えました。 朝早くからの長い長い100kmを思い出しながら、ゴールへ向かいます。 周りの方々の拍手が続きます。 感謝しながら走っていくと、フィニッシュゲートが見えました。 まだ午後3時過ぎの明るい中、いわて銀河ウルトラマラソン100km完走のゴールテープを切りました。 「今日の俺は史上最強だ!」と心の中で叫びながらゴールしました。 ゴールして、帽子をとって、深々と頭を下げました。 そして、完走メダルをいただく時も、帽子をとってメダルをかけてもらいました。 今回の100kmは、過去と違いタイムも含めて挑戦しました。 結果的に、全く歩かずに本当の100km完走も果たせたので、タイムも出たのだと思います。 岩手県の皆様に心から感謝します。 長い100kmを完走し、自己ベストを更新出来たのは、大会に関わってくださった全ての皆様のおかげです。 11時間8分32秒の長い長い銀河の旅でした。 多くの皆様に大変お世話になりました。 本当にありがとうございました。
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