ひくにひけない。
こっちも随分外が冷えてきた。昨日、いきなり小型の暖房器具が壊れたのだが、そんな時に限って雨が今にも雪になりそうなほどの寒い日が訪れる。うちはエアコンが苦手だから滅多に使わない。今日は床暖房でなんとか凌いでいる。明日頃には新しい相棒が届くはず。もう少しの辛抱だ。******この前ここで「叶える方の夢」について書いた。私は仕事柄、“言霊”を信じてて、自分の口から出た言葉には、イイことも悪いことも“その通りになる”力があると思ってる。ま、ピュアな子供じゃないから、望みを口にすれば見えない何かの力や魔法で叶えてもらえるわけじゃないのは、知ってる。“言霊の力”とかカッコ良く言ったとしても、結局は自分自身が“有言実行”の意味のように、己の熱意や努力によって何が何でも実現することが何より大事なのだ。で、何が言いたいのかというと。私も“夢”をここで打ち明けたからには、“行動”に移さなきゃならん!と意を決し・・・買っちゃいました、公言通り、欲しかった楽器を♪(胸を張る)楽器と言っても、手ごろな価格の電子キーボードなので、こんなのは“おもちゃ”じゃん!と、本格派の人に笑われそうだけど。でも私には、これでも充分すぎる立派な楽器だ。九州の実家暮らしの頃、高校で受験勉強が忙しくなる前までこれでも一応、“ピアノ”を習っていた。自分が習いたくて始めたんじゃなく、母の好みで様々な習い事や塾にいっぺんに通わされた中のひとつがピアノで。小学生の頃なんて1週間分、みっちりスケジュールが埋まっていたので、なかなかの忙しい子供だった。それをいいことに苦手なピアノの自宅練習を、サボってばかりいた。静と動どっちも習い事したけど、どれもそこそこ上達したのに、唯一身につかなかったのがピアノである。そしてこの事が、私のコンプレックス&トラウマになった。原因については、ブログのどこかで大昔書いたので割愛。余談だが、私がピアノ苦手なのを母も覚えてて。電話でこの前「色々習ったけど、一番身につかんかったなぁ!」とひと言でバッサリ斬られた💧******私が音楽業界で働いていた時、ピアノを弾けない自分をもの凄く後悔しまくった。アーティストの話を聞いたりアルバムレビューやりライブレポートを書いたり・・・その度に私がちゃんと音楽理論や技術をマスターしていれば、もっとマシな事が聞けたのかもしれない、書けたのかもしれないと。こんな私が公私ともに音楽を聴く時に一番惹かれてしまうのは、ピアノの弾ける人だから、笑える。ちなみに、この世に居るうちにピアノを遣り直したいと覚悟決めたのは、藤井風の楽しそうにピアノを弾く姿を観たせい。更に笑えるのが、今回楽譜もまともに読めなくなって指もガチガチにかたまってる私が、電子キーボードをホントに買ってしまったこと。買ったからには、もう後戻りも逃走もできない。なんとかマトモに鍵盤を叩けるようにならねば💦 今日、ウン十年ぶりに鍵盤を叩いてみた。実家にあったアップライトピアノのような重厚な響きも艶もない電子音とカタカタと鳴る軽い鍵盤だけど・・・それでも私には、懐かしくてしょっぱい、そんな複雑な感情が渦巻いていた。コロナ禍になり、仕事が開店休業状態で頭をあまり使わず、集中力も落ちていたから、いきなり苦手中の苦手のピアノの前に座っても、出来ることなどほとんどなく・・・てか、目の前にたっぷりある機能ボタンを覚えるだけでクラクラしちゃうとゆー老いっぷり💧気後れしそうなので、先ずはピアノ恐怖症を治すとこから始めてる。幼稚園児でも弾けそうな童謡みたいのから、気軽な感じで(でも片手だけ(恥)。試しに左手伴奏チャレンジしたけど、まるでついていけない。あまりのダメっぷりに、ショックを受けて寝込みそう(苦笑)。中学生の時、2年連続で合唱コンクールの伴奏を押しつけられた。もっとピアノの上手いクラスメイトが何人かいたのに、何故私?で、何故私は出来ないと言わなかったんだろう??本番は、ピアノの鬼講師の血の滲む特訓のお蔭で、失敗せずに乗り越えられたけれど・・・あの私はどこの誰だったんだろう?そのくらい今の私は、ピアノ経験も知識もリセットされてる。ま、でも。子供の頃、音楽教室で弾いてた童謡をまだ指が覚えていたから、完全にアウトってわけじゃないのかな?私が再び両手でピアノを弾ける日は、私が生きてるうちに果たしてやって来るのだろうか?理想としては、PCキーボードを今打ててる程度に、両手で初級の曲が並に弾けるようになりたい。そしてこの世を去るまでに、まともにピアノを弾けるようになって、おばあさんになった私が何処かの街角で、ふらっと一曲弾けたら・・・人生楽しいだろうなぁ。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「麻○さん、遂にマスクに変ってる!しかも腹黒の黒!(苦笑)」 生きることは食べること🍙🍚🍜