映画「いつも心に太陽を」と「僕の美しい人だから」を見る
今日は、ほぼ一日中在宅で、立体4方陣のプログラムを走らせながら、ビデオで映画2本「いつも心に太陽を」と「僕の美しい人だから」を見た。「いつも心に太陽を」は1967年のイギリス映画。監督はジェームズ・クラベル、主演はシドニー・ポアチエ。原題は、"To sir, with Love"、相手を敬い、愛をもって接する、という意味か? エンジニアながら失業中の主人公が、貧民街の高校の教師の職を得た。問題をかかえた家庭に育つ生徒達は教師をいじめるのが楽しみな不良ばかりだった。いい勤め先が見つかるまでの腰掛の積りの主人公は、生徒達のいじめに耐え、できるだけ心を開かせようと努めた。いろいろな出来事を重ねるうち、一人二人と先生を信じるものが増え、生徒との信頼関係が出来ていく。その内、遂にいい勤め先が見つかった。生徒達とのお別れパーティを中座して、彼がその採用通知を破り捨てるラストシーンは感動的であった。現代の無責任でやる気のない先生方に見て欲しい映画だと思った。画像は、ビデオカバーより。「僕の美しい人だから」は、1990年のアメリカ映画。監督はルイス・マンドーキ、主演はスーザン・サランドンとジェームズ・スペイダー。恋愛映画だが、サランドンの演技でもっているといってよい。 原題は、"White Palace"、女主人公が勤めるハンバーガー・ショップの店名だが、WhiteとかPalaceとかという言葉が差別のようなものを表しているのかもしれない。年齢も育ちも学歴も生活環境も考え方も異なる男女がバーで知り合い性だけを求め合う関係になる。それが次第に本当の愛になっていく過程を描いたもの。戦前生まれの日本人の私にはついて行けないストーリーだが、自由の国アメリカでは珍しいことではないのであろう。はじめの映画がまじめないい映画だったこともあり、こちらはあまり後味のいい映画ではなかった。和題の「僕の美しい人だから」からは純愛映画のように思っていたのだが・・・画像は、ビデオカバーより。大寒や 熱愛映画 美男美女