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テーマ:ひとりごと(15084)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
日記リンクしている秀0430さんの日記に、
「死刑廃止論を考える 1 」 が書かれていた。 これからどのようなことが書かれるのか、とても興味深い。 私は、何度か日記にチョコッと書いているけれど、 基本的に死刑制度には反対である。 先日の光市の事件のことでも、死刑廃止論者でもある弁護士の裁判への対応について、 感情的とも見える批判が噴出していた。 その他にも、極悪非道に見える事件の犯人に対しては、 「殺されて当然」「被害者の気持ちを考えろ」などという論調が多い。 もちろん、被害者の立場であれば、 どんなムチャクチャナ感情論で「早く死刑に!」と叫んでも、 私は当然のことだと思う。 しかし、それを赤の他人が叫んだならば、ちょっと違うのではないかと思うのだ。 それが通るのであれば、裁判なんて無用である。 犯人を許せないと思う人が、好きな方法で死刑にしたらとボヤキたくなる。 この世では、戦争という大量殺人が堂々と行われているのだし、 死刑を是とする人は、戦争も是となるのだろうと思ったりする。 つまり、私が死刑制度にどうも納得できないのは、単純な理由なのだ。 「理由があれば人を殺しても良いのか?」という疑問に、 納得できる答えが見つからないからだ。 「理由の如何を問わず、人を殺すのは正しいことではない」と思うからだ。 しかし私は、「悪法も法なり」の考えも持っている。 死刑が法的な罰として存在するのだから、 正しい裁判で判決が下り執行されるのも、現段階ではやむを得ないと考えている。 そしてまた、人間は間違いを犯すものなのだから、 万が一にも冤罪などが生じないように、厳正な裁判が必要。 私も今の裁判は長すぎるとイライラすることも正直なところあるけれど、 人の生死を判断することであり、事件の本質を明らかにするためには、 十分な時間をかけることは大切だと思う。 それが「いたずらに裁判を引き伸ばしているかどうか」ということは、 関係者以外にはなかなかわからないことではあるし、 検証することも難しいのが痛し痒しではあるけれど。 秀さんの日記から、下記のサイトを知った。 アムネスティ・インターナショナル日本 死刑廃止ネットワークセンター その中の死刑廃止国と存置国というページの一部をコピー。 あらゆる犯罪に対して死刑を廃止している国:86カ国 通常の犯罪に対してのみ死刑を廃止している国:11カ国 事実上の死刑廃止国:25カ国 法律上、事実上の死刑廃止国の合計:122カ国 存置国:74カ国 今では、死刑制度がある国のほうが少数派となっている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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