|
テーマ:今日のこと★☆(104573)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
久しぶりに、慶應通信を一緒に卒業した友人と会った。
彼女は私と同世代で独身。 仕事を続けながら、私よりは少し時間をかけて卒業した。 彼女の専攻は「法学部乙類(政治学科)」なので、 そちら方面には疎い私に、いつも刺激を与えてくれる人。 今まで彼女に会った時は、ほとんどプライベートのことは話題にせず、 通信で勉強していた時の思い出話をちりばめながら、 最近気になっている社会の話色々をすることが多かった。 ところが・・・ 今回は、そんな話はほとんどしなかった。 この二年余り、彼女の高齢になったご両親が、 次々と病気での入退院を繰り返していて、 彼女は仕事を続けながらご両親の介護などを 一手に引き受けなくてはならなくなっていた。 やっと最近、ご両親の体調も少し落ち着いたので、会うことになったのだ。 さらに、私も同様ではあるが、 知人や身内では高齢とは言えない人の不幸も結構ある。 突然の発病で余命数ヶ月とか、ある日突然ポックリ・・とか。 身内が病院通いや入院などをすると、 そんな話はとてもとても多くなるし、他人事ではない。 そんなこともあり、 現在の彼女の心を占めているのは、そんなことばかりのようだった。 そんな状態の時には、なかなか社会のことには目を向けられない。 毎日毎日、食事療法が必要な母親の食事のこと、 すっかりすべての意欲をなくしてしまった様な両親の生活、 家族の生活を支えるために、どうしても続けなくてはならない仕事のこと。 彼女の精神的ストレスは、ずいぶん蓄積されているように思えた。 もともと彼女は、物事をはっきりと割り切れるタイプである。 人に依存するような人でもなく、 「できないことは仕方がない」と割り切りながらも、 自分にできることは責任を持ってしっかりやってゆく人だと思う。 そんな性格の彼女ですら、 両親の介護問題はこれほど重たいものになっている。 私に言えることは、 「自分だけで背負わず、どんどん社会資源を利用しなさいよ。 ご両親が不満そうでも、結局はその方がお互いのため」ということだけ。 頼ったり相談できる兄弟姉妹がいないことは大変だろうとは思うが、 その分、自分の考えで仕切っていけるというメリットもある。 彼女ならば、この時期を乗り切った時には、 また社会や政治に対する鋭い視点が開けることだろう。 その時には、また色々な話をしたいものだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年07月31日 09時08分21秒
コメント(0) | コメントを書く
[つぶやき、人間関係] カテゴリの最新記事
|
|