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2012年09月07日
XML
友人と子育て時代の思い出話をしていて、ふと気付いた。
友人の娘さんは、もうちゃんと社会人になり、首都圏でしっかり仕事をしている。
しかし、時々大きなポカをやって、いまだに母親をハラハラさせるのだという。
そんな失敗のエピソードについては、私自身のことはもとより、
二人の息子たちも人には負けてはいない。
(こんなことでも自慢合戦となるのが女のおしゃべりだ)
そんな話の中で、その娘さんも私の息子たちも、
小中学校で忘れ物がとても多かったという共通点があった。

我が家では、特に二男の忘れ物が多くて、
参観日に学校に行くと、「忘れ物調べ」みたいなものが壁に貼ってあり、
忘れ物をした数だけ子供の名前の上にグラフが伸びていた。
なんと、息子の忘れ物は群を抜いていて、息子のためにだけのように紙が継ぎ足されていた。
さすがの私も、穴があったら入りたいような気分であった。
もちろん私も、一応前の日には
「忘れ物のないように、明日の準備をしなさいね」と言ってはいた。
そのたびに息子は元気に「ハーイ」と返事をして、
一応学用品をそろえているように見えていた。
その結果での忘れ物の多さである。
参観日か家庭訪問でか忘れたが、
先生に「お母さんも気をつけてあげてください」とも言われてしまった。

次男は天然記念物的なマイペースの子供だった。
自分の関心のあることには夢中になるが、それ以外のことには全く興味を抱かない。
それだけではなく、耳にも頭にも入らない傾向があった。
だから、小学校に入る頃まで文字にも興味を抱かず、
入学直前にやっとのことで自分の名前を書けるようにしたものだ。
だから、学校の授業だって推して知るべし。
一番困ったのは、算数に全く興味を抱かなかったことだ。

足し算や引き算、そして掛け算、割り算と、息子は学校の授業では理解できなかった。
先生からも、「少し家庭で教えてあげてください」と言われた。
これには私も少し焦り、何とか授業についていけるようにと教えた記憶がある。
当時私は仕事をしていたので、それをすることが本当に精一杯だった。
その上に、「忘れ物チェック」までは手が回らなかったのが現実だ。
というより、足し算引き算のレベルで理解できなければ、
これからの算数の授業は絶望的なので、
それに比べたら忘れ物の問題は優先順位は低かったといえる。

先生に忘れ物の多さを指摘されて、私は息子に聞いた。
多分、以下のような会話だっただろう。

「あんなに忘れ物して、学校で困ったでしょう?」
息子はちょっと困ったような顔をして答えたと思う。
「うん、でも隣の子に借りたりするし…」
「でも、いつも借りてばかりじゃお友達もいやだって思うよ。
 ちゃんと忘れ物がないように、準備しなくちゃダメだよ」
「うん、わかった」

私は、息子の様子を見て、これは私が手伝わない方がいいと思ったのだ。
先生には申し訳ないが、この素直で天然な息子は、
私がピリピリとチェックしても、忘れ物をしない子にはならないだろう。
それよりも、私に依存していよいよ自分で気をつけることをしなくなるかもしれない。
それよりも、忘れ物をした時に、
先生や友達に手助けしてもらうノウハウを身に付けた方がいいんじゃないか。
それほどはっきりとした信念があったわけでもないが、
何よりも、本当に困ったら何とかしようとするはずだとは思っていたから。
多分、当時の担任の先生は、「本当に何も気にしない親子だ」と思っていたことだろう。

ちなみに、学校の勉強の補習も、何とか掛け算割り算ができるようになった時にやめた。
それだけできれば、何とか生きてはいけるだろうと思ったし、
自分の興味のないことを強制される不快さは、私がよくわかっていたからだ。

ちょっと息子のエピソードが長くなったが、友人の娘さんも同じようなタイプだったらしい。
それでも、困った時は何度もあったし、親に助けを求めたこともあったようだが、
困っても何とかできるという自信をつけながら成長したようだ。
次男も、その後も何度もハラハラと心配はしたことはあったが、
ポカをやりながらでも何とかできる力はあるようだ。

私は、一番大事なことは、失敗しても何とかできる力だと思っている。
先日、中学生で不登校になってしまったお母さんの話を聞いた。
どうも私の二男と似たようなタイプのようで、
心優しいけれど関心のあること以外は意識に入らず、
小学生低学年の頃にあまりにも忘れ物が多くて先生に注意されたのをきっかけに、
母親が忘れ物がないかチェックをしてきたらしい。
しかし、中学校入学を機に、これではいけないと心を鬼にして、
一切その手の手伝いをしないことにしたという。
それで、小学校よりずっと管理的になった中学校で、
部活や勉強などでも厳しくなった上に、忘れ物が多くて叱られることも増え、
色々なことが重なって登校することが苦しくなってきたらしい。
「私が急に突き放したのが悪かったのだろうか」というその人に、
「そんなことないよ。自分のことは自分でしなさいって言うのは大事なことだよ。
 今は大人になる大事な段階だから、悩んだり頑張ったりして、疲れてるんだよ。
 息子さんの頑張りを認めて、充電して、元気になるのを待とうよ」
そんなことを話した。

そして、ふと思ったのだ。
今のお母さん達は、子どもが幼いころは失敗しないように、困らないようにと思うあまり、
大切な失敗の機会を少なくしているんじゃないかと。

確かに、今の世の中は危険もいっぱいある。
何か事件があるとすぐに管理が厳しくなったり、登下校には親がつきそったり、
危険から大事な子供たちを守ろうとする方向にばかり走ってしまう。
しかし、そのような時代だからこそ、自分で自分の身を守ったり、
困った時には誰かに助けを求めたりする力が必要なのだ。
命にかかわる失敗までをさせる必要はないが、
どんな時に身の危険を感じるかという寸前までは、できれば体験させることも大事だ。

子どもが頑張っている時は、ハラハラしながら見守ろう。
ちょっと様子が変だと感じた時は、「何か困っていることあるんじゃないの?」と聞き、
「別にー」なんて言ったら、まだ頑張れるんだなと深く追求せず、
いつも味方だからというメッセージだけは、伝えよう。

そして、失敗することはとても大事なんだということを、自分の失敗話を交えて伝えたい。
失敗を乗り越える経験の分だけ、人は強くなれるし優しくもなれる。
強くて優しかったら、世の中なんとか生きて行けると私は信じてる。

子ども時代にはたくさん失敗をさせて、人に助けてもらう体験をさせて、
思春期を過ぎたころからは「苦労は自分で買ってでもしなさい」と送り出せたらいいですね。





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最終更新日  2012年09月07日 10時58分55秒
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