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テーマ:就職活動について(164)
カテゴリ:つぶやき、人間関係
テレビで、昨今の大学生の就職状況についてのニュースと共に、
大学などでは親のための就職相談などもされているようなことを知った。 大学を卒業してもなかなか正規の就職ができない現状は私も憂いているし、 親ならばもっと心配なことはよくわかる。 自分のできる応援をしたいという気持ちも共感できる。 しかし、親ができること・できないこと、して良いこと・してはいけないことくらいは、 親たる者肝に銘じておかなくちゃならないと思う。 テレビで放映されていた、大学での親を対象とした就職ガイダンス(?)では、 試験の心構えや、就職面接で担当者がどのようなところを見るかなど、 社会人生活(仕事)をしてきた人であれば誰でもわかるようなことを説明していたようだ。 それを「参考になった」なんていう母親のコメントが流れていたが、 今頃そんなことがわかるなんて遅いんだよ!と言いたくなった。 大学卒業する子供を一人前の大人として認めるのが、まず親がするべきことだ。 どれほど未熟で世間知らずでも、だからこそ大人として扱うのが、 大人にさせる第一歩だと思う。 親として知っておきたいことは、今の就職事情一般の厳しさだろう。 だからこそどんな仕事でも、自分がよほど嫌な仕事でない限り、 頑張ってチャレンジしてみなさいと励ますことだろう。 (中小企業には、なかなか就職希望者がないとも聞く) 子どもが選択したら、多少自分の期待とは違っても、足をひっぱらずに送り出すことだろう。 「自分に合った仕事を探せ」などと、安易に留年や留学など勧めるな。 とにかく、大学を卒業したら、どんな形でもいいから働いて自立することを、 少なくても大学入学した頃から、念仏のように唱えておくべきだと私は思っている。 「正社員じゃなきゃだめ」「公務員や大企業じゃなきゃ」なんて、口が裂けても言わないで、 子どもが頼んでもいないのに、親自らが就職先を探すなんてことはせずに、 子どもが八方ふさがりで「どこかつてはないだろうか」と頭を下げた時に初めて、 父親や母親の知人などのつてがあれば紹介すればよい。 (私は、いよいよになったらコネでも使えという立場だ。あくまでも、もう手だてが無いという時だけど) 子どもの人生は、子ども自身が選んで歩かなくてはいけない。 苦労という経験も、人生には必要なことだ。 子どもに苦労をさせたくないという気持ちはわかるが、 それでは子供の大事な経験を奪うことだ。 親ができることは、子どもの成長する力を信じて、じっと我慢して見守ることが基本だろう。 障害があったり、「いじめ」などの辛い体験を学生時代にして、 そのためにフォローが必要な場合は別として、 元気に就職活動ができる子どもならば、親は引っ込んでろと言いたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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