涙ぬぐい真っ向勝負 引退試合で武田勝投手 大声援に感慨
10/01 05:00、10/01 08:58 道新スポーツ 更新
今季限りで引退する北海道日本ハムの武田勝投手(38)が30日、引退試合として札幌ドームのロッテ戦に先発。2006年から日本ハム一筋で通算82勝を挙げた技巧派左腕は、1番打者を三振に仕留め、最後の登板を終えた。「声援がすごく耳に入ってきた。最後に真っ向勝負で攻められた」と感慨に浸った。
着ぐるみでテレビに登場するなどちゃめっ気たっぷりでファンに愛された背番号38も、試合前のキャッチボールの時点で観客の大声援に号泣。涙をぬぐいながら立ったマウンドでは、最速128キロの直球3球で三振を奪い、増井投手と交代した。
「変化球は投げるつもりはなかった。遅い球でも抑えられることを後輩に見せたかった」。体は小さく球は速くないが、巧みな投球術で勝負してきたプライドを身をもって示した。
9月23日の引退会見後、チームに「俺のために優勝しろ」と書いた紙を贈り激励。この日の登板時、宮西投手や谷元投手らがバックネット裏に集まり「11年間お疲れさまでした。優勝してやったぞ!」と書いた紙を見せてねぎらった。試合後のセレモニーでは「背番号と同じ38歳までプレーしたいという夢がかなった。僕はファイターズが、北海道が大好きです。あと、俺のために日本一になれ」と後輩に夢を託した。
札幌市豊平区の長尾由美子さん(60)は「すごいキレのある良い球だった。彼がいないと思うと寂しい」と涙を流していた。
日本ハム武田勝が号泣127キロで三振「11年分」
[2016年10月1日7時36分 紙面から]
ここだけの話、相手の打者は思い切りむ打ちにくかっだろうな…
とにかく、全てがまあるく収まったようで、本当に良かったよかった。
次はクライマックスをしっかり勝って、日本一になってください。