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カテゴリ:政治・政治家
道知事に鈴木氏 与野党対決、石川氏に圧勝 16年ぶり交代、全国最年少04/08 07:36 更新 北海道新聞
第19回統一地方選の前半戦は7日、北海道など11道府県知事選、札幌市など6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。現職の不出馬に伴い16年ぶりに新人同士の争いとなった道知事選は、与党推薦の前夕張市長の鈴木直道氏(38)が、野党5党推薦の元衆院議員の石川知裕氏(45)との一騎打ちを制し初当選。戦後の全国の歴代知事で4番目の若さで、現職では最年少となる。札幌市長選は、現職の秋元克広氏(63)が新人で弁護士の渡辺達生氏(54)を破り、再選を果たした。 全国唯一の与野党対決となった道知事選で勝利した与党は、夏の参院選に向け弾みとなりそうだ。 鈴木氏は午後8時の投票終了直後、報道各社が当選確実を出したことを受け、札幌市中央区の選挙事務所で「夕張市長として2期8年学んだことや、179市町村と道、国が連携して『ピンチをチャンスに』という訴えが有権者に届いた」と選挙戦を振り返った。今後の道政運営については「人口減少をはじめとする課題は待ったなしだ。広域自治体の長として国や市町村と連携し、具体的に北海道にとって何が必要かを考えたい」と述べた。 鈴木氏の得票は161万票を超えた。市町村別で石川氏を下回ったのは、石川氏の地元の十勝管内足寄町など6町村にとどまった。 石川氏は96万票を超えたが、遊説に重点を置いた札幌をはじめ都市部でも鈴木氏に水をあけられ、無党派層の支持も伸び悩んだ。石川氏は7日夜、札幌市中央区の選挙事務所で敗因について「私の訴えが届かなかったのは私の力不足。期待を頂いた道民に本当に申し訳なく思う」と語った。 道知事選は人口減少への対策のほか、カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)誘致の是非や、JR北海道の路線見直し問題、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働などが争点になった。 自民党、公明党、新党大地の推薦を受けた鈴木氏は、道内ゆかりの経済人や文化人らで「ほっかいどう応援団会議」をつくり、政策資金を道内外から集めることを公約の柱に据えた。「食と観光」を中心とした地域振興を訴え、自公両党の支持層のほか無党派層も取り込んだ。IRやJR、原発に関する問題は具体策に踏み込まなかった。 石川氏は立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党が推薦し「北海道独立宣言」をキャッチフレーズに選挙戦を展開。IR誘致への反対姿勢やJRの路線存続、脱原発を強調し、介護や子育て支援など社会保障政策の充実も主張した。(村田亮) ■投票率最低58・34% 道選管によると、投票率は58・34%(速報値)となり、第1回知事選(1947年)の59・39%を下回り過去最低となる見通しだ。 <道知事選>道政新時代へ重責 鈴木氏、給与3割削減明言04/08 05:00 道新 道知事選で初当選を果たした鈴木直道氏は8日未明、北海道新聞のインタビューに答え、自身の知事給与について「3割削減を実現したい」と明言した。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の道内誘致の是非に関しては「(誘致反対が過半数を占める)世論調査を一つの要素として捉える必要があるが、総合的に判断したい」と述べた。 鈴木氏は2月1日の出馬会見で知事給与の3割カットを打ち出していたが、その後は言及する機会がほとんどなかった。高橋はるみ知事は25%の給与削減を続けてきたが、退任を前に3月末で終了させた。鈴木氏はインタビューで「道議会の理解が必要になるが、私自身は進めていきたい」と語った。 IRの道内誘致を巡っては、北海道新聞社が3月15~17日に行った世論調査で反対派が55%と賛成派の40%を上回った。鈴木氏は「世論調査の設問や聞き方も影響すると思うが、北海道全体としてプラスになるのかどうか、しっかり考えた上で政策判断していきたい」と強調した。 北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働問題については現在、原子力規制委員会が安全性を審査中。安全が確認された場合、再稼働させるのかとの問いには「簡単な問題ではない。立地地域や周辺自治体をはじめ、道議会の議論や道民の安心安全などから判断したい」と述べた。(聞き手・三浦辰治報道センター長) 気の毒だけど、最初から野党候補が石川氏では無理だろうと思っていた。 しかし、現在の自民党へのお灸になればいいとは思っていたので、そのような票が石川氏に向かうかもと期待もしたが、そうでもなかったようだ。 自民党、公明党、新党大地の推薦をうけたのだから、 IR誘致への反対姿勢やJRの路線存続、脱原発については明確な意思表示をしないのは当然だし、明確にしないところに鈴木新知事の良い意味でのしたたかさを期待したい。 当選確実後のインタビューでも、「道民目線で総合的に判断する」と言い続けている。 その姿勢を貫いてほしいと祈る様な気持ちだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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